という感じでトルコ旅行の出発日がもう明日になってしまいました。深夜便だから実質まだ1日準備時間があるとは言え、なんか荷物も計画も全然詰めきれてないのだが、、、前回スペインに行ったときの記事を振り返って見ても、出発当日はかなりテンぱっておりますな。でももう今日はあまり頑張らずに寝よう。
久しぶりの県美。フランスのジャン・デュビュッフェが提唱した、広義には正規の美術教育を受けたことがない人たちの創作活動を指す「アール・ブリュット(生の芸術)」を主題に据え、チェコ出身の画家アンナ・ゼマーンコヴァー(1908-1986)とルボシュ・プルニー(1961-)の作品を扱う特別展。展示の構成そのものは、単調と言えるかもしれない。そしてそれは、そもそもが鑑賞者を想定していない作者の作品であるということと無関係ではない。
人間の身体そしてその構成要素に対して異常なまでの執着を感じさせるプルニーの作品は、さながら毛細血管の単位にまで分解された「人体」が繰り返し登場し、その単位はどこかユーモラスにも見える独特の結びつきによって特異な物体として再構成される。
「家族」と銘たれた上記の作品では、両側に両親、そして中央にはその子ども(逆さまになっている)が並び、両親の眼は子どもへと注がれ、それぞれの手はしっかりと結ばれている。その様子は先に述べたようにどこかユーモラスで、特異だけど決して居心地の悪くない愛情めいたものも感じさせる。この人は他にも自己の身体を使った強烈なボディ・アートめいた写真作品があったりと、いわゆる現代美術っぽいキャッチーさもあったりするのだが、居並ぶ作品に連続して立ち会っていると、その根底から感じられるのはやはり、プルニーの対象に対する尋常でない「興味」と表現への「欲求」であり、その濃密さはこちらの単純な「鑑賞」の器に簡単に収まりきるものではないなとも思わされる。そもそもアール・ブリュットが鑑賞者を意識した表現活動でないのだから、それは当然なのだが。
それでも「解剖」された物質の造形に一種の表象美を見ることも可能なプルニーの作品に対し、ゼマーンコヴァーのそれはさらに原初的な「欲求」に覆われていて始末に負えない。厳格と言っていい躾に基づく子育てに人生の大半を充当し、やがてその子達が親離れしていって以降の、どうしようもない空虚を満たすために始まった彼女の絵を描くという表現手段。まだ陽も明け切らぬ早朝に始まったというその絵画は、そのどれもがまるで彼女の内から湧き上がる「不安」や「焦燥」、そしてそれを吐き出すことでかろうじて生きることとの折り合いをつけているような際どいバランスを感じさせる。正直、今の自分の精神には、これとジッと向かい合い、見続けるだけの強さはなかった。「生の芸術」という意のアール・ブリュット。身体という生き物への興味、あるいはその生の根幹に在る「性」を強く感じさせるのがプルニーだとすれば、ゼマーン・コヴァーの「生」はただひたすらに生々しく重かった。
展示は上記の作品を第一部に、第二部ではブリュノ・ドゥシャルム制作・監督による映画「天空の赤―アール・ブリュット試論」を上映する。本作はアール・ブリュットに関わる人々のインタビューやその歴史に関するユニークなアニメーションなどを挟みながら、その代表的なアーティストを紹介していく93分の長編ドキュメンタリー。個人的には序盤に出てくるカレンダー計算の天才であり、それを使った「アート」作品を生み出すジョージ・ワイドナーが印象に残っている。終盤ではヘンリー・ダーガーも紹介されるが、ほとんど神格化されたようなその演出は映画としては面白いけど、そうした装飾は逆に作中でも何度か問い掛けられる「アール・ブリュットを見せる」ことの難しさとも密接に結びついているようにも感じた。
左肩の痛みを我慢しつつ、何も出来ないのも癪なので先週に引き続いてケーキ作り。基本のカトルカール(粉・卵・バター・砂糖を等分で配合。フランス語で4/4の意)は前回と同じ。んで、別のボウルでメレンゲを作る。今回はちょっと余裕が出てきて写真を撮ってみたり。砂糖を投入するタイミングや量が分かりやすく書かれているので、初めて作った前回も今回もうまくできた。
そのメレンゲを先の生地と合わせていく。
今回はそこへ白ワインに1時間浸けておいたドライクランベリーと、粗く潰したバナナを加えてみた。その際、相原さんの本に書かれているように、余分な果汁を吸収する目的でアーモンドパウダーも投入する。
オーブンで焼くこと70分超で出来上がり〜
今回は途中から表面をアルミ箔で覆って、全体の加熱時間を長くしたりしてみたんだけど、やっぱり側面や底面には焼き色が付かず、、、設定温度もこれ以上あげられないし、やっぱオーブン買い換えないと駄目かな。
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