というわけでクランク&BBをカンパに交換いたします。↑の写真は作業に必要となる工具たち。
左から
・モンキーレンチ
・ペダルレンチ
・8mmアーレンキー
・コッタレスクランク抜き
・BB回し
といった具合。なんというか、まさしく「そのため」だけにしか使えない専用工具の多いこと。しかも後にこれだけでは足りないことに気づくのだね。。
というわけでまずはペダルを外します。これが予想外に固くて苦戦。今回ブルーラグさんの工具を使ったわけですが、写真のように六角ナット回しがついているため、これがペダルと干渉してしまって回し難い。あとわりとコンパクトなため、力が入り難いという弱点も。あ、写真は素手ですが、軍手は必須。このあと軍手はめてさながらプロレスの技をかけるように自転車のフレームを押さえ込み渾身の力をかけたところ見事「ガキッ!」と回ったんですが、その瞬間かなりの勢いでチェーンリングに手の甲が激突。軍手してなかったらマジで血まみれになるとこでした。なので繰り返しますが皆さん、軍手は必須です。ちなみにペダルは右側が正ネジ、左側は逆ネジになっとりますので注意。
続いてクランクを外しにかかります。まずアーレンキーで。
これは簡単。
続いてヘンな道具その1。コッタレスクランク抜きなるものを差し込みます。
モンキーレンチでギュルギュル回していくと
外れました。
続いてボトムブラケットを外します。
ヘンな道具その2。このBB回しなるものを差し込んで
再びのモンキーレンチでグッと掴んで回す。写真は左側部で正ネジ。ちなみに反対の右側は逆ネジ(イタリアンタイプは正ネジ)になるので、ちょっと注意が必要
外れました。もっと「うっぎゃー!」な感じの汚さだったら面白かったんですが、まだそんなに乗ってないので大して汚れてません。他の人のBB交換記事を見てると、樹脂製のカップが付いた得体のしれないBBが入ってた!とかいうのが結構あったんだけど、こちらはVP-BC73という、高価ではないけどわりとちゃんとしたものが入ってた。カップもアルミ製だし。
このMASIは東京・上野にあるハクセンさんというお店で注文し、組み上げてもらったんだけど、写真のとおりBBシェルが綺麗にフェイシングされている。これって今回のようにBB交換でもしないと気づかない部分だけど、そういう見えないところまでキッチリ仕上げているところにまさに「プロの仕事」を感じます。こういうの見ちゃうと、もうベタ惚れしてしまう私め。願わくば近所にこんな素晴らしいお店があればなぁと、、、
さておき脱線しつつ結構長い記事になっちまいましたが、ここでタイトルにある「未遂」に行き着きます。というのはすっかり綺麗になったBBシェルにいよいよ「カンパのボトムブラケットを装着!」と思って見てみたところ、、、
露出アンダーのイケメンっぽく撮ってみたこいつ。なんやコイツ、さっき旧いBBを取り外すときに使ったBB回しが合わへんやないか!ちょっと考えてみたら「ことごとく互換性がない」と言われるシマノとカンパのパーツだから、工具もそれぞれ専用のものがあって当たり前。なんだが悲しいかなここに来るまで気づきませんでしたー。というわけでまたヘンなツール買わなあかんのね、、、
なんというか歯止めが効かなくなってしまった感アリアリだけれども、そんな勢いでポチったカンパのクランクセット&ボトムブラケット。オーダーして2日で発送、その6日後に到着した。今回もお目こぼしいただいたようで、関税や消費税はかからず。
開けてみる
持ってみると想像していたようなズシリ感はなく(まぁ軽いほうが良いのだが)、質感としてはなんだこんなもんかという感じ。チェーンリングは48Tをチョイス。PCD(簡単にいうと円半径)は144mm。ちなみにこれまで付いてたfsa gimondiのクランクは130mmなので、ちょっとサイズUPしたことになる。
計ってみた。意外と重い!?特にBB。中心部のカーボン様のパーツは本当にカーボンなのだろうか。。あとこのBB、手で回してみた感じではとりたてて感動的な回転をするわけでなく、むしろ思ってたよりも渋い感触が、、、もしかして、、、ハズレを引いた!?
4年ほど使っていたワイングラスを割ってしまったため、新調した。リーデルの安いやつ。オヴァチュアのホワイトワイン用は、思ってたよりも飲み口が厚い。脚のないオー・ピノノワールはなかなか良い感じ。
さて昨晩は早速それを使ってワイン会的なものを。そもそも滅多にお客さんが来ることのない我が家。こういうことするのって初めてかも。そしてなんというか、自宅だという安心感があったためか、久々に飲みすぎてしまい、今日は貴重な休日の午前中を棒に振ってしまったのでした。昼からはなんとかチャリに乗れるぐらいまで回復したが、記憶にある限りではスペイン旅行で味わって以来の、久しぶりにあの強烈な辛さを思い出したのでした。。
先だってパンクしたリアタイヤをVittoria RUBINO PROに変えたばっかりですが、ホイールを交換してどうしても↑の見た目が我慢できず・・・。このシルバーリムにオールブラックのタイヤの組み合わせは、なんというか自分の中で「少年」っぽいイメージが強くて、簡単に言うと子どもっぽい。いやいや、そんなんホイール買う前から分かってたやろ!って話だが。
というわけで両輪とも交換することに。こちら昨日海外便で届いたVeloflexのMaster22というモデル。
Made in ITALYのハンドメイドらしい。完全に見た目だけの話になるが、今回欲しかったのがこのスキンサイドのタイヤ。
ちょい分かり難いけど、中央の絹目と両サイドの杉目が組み合わさったトレッドパターン。箱から出すとペローンとまっ平らな形。なのである程度引っ張ったりして慣らしてからのほうがリムにはめやすいかも。RUBINO PROと比べるとかなり固めだったけど、コツを掴めばタイヤレバーなしで最後まではめ込むことが出来た。
こんなんなりました。どーでしょう?飴色の緩衝地帯が出来たことでグッと大人っぽい表情に!←思っているのは本人だけ、という話もある。
ちなみにタイヤ幅はこれまでの28cから22cへと一気に細く。残念ながら今日はタイヤ交換後は乗れず終い。早く乗り心地を確かめてみたいー。
祝・チーズ復活!
さて何を隠そう、百貨店などで高級チーズをお気軽に買うことが出来ない懐具合の私めにあって、かなり重宝していたのがこのIKEAのチーズ。が、半年以上在庫が無い&仕入れが無い状態が続いていて残念に思っていた。で、今日の午前中に空港島までチャリ走りながら、帰りに立ち寄ってみたところ、なんか新しいチーズがある!と思って購入。写真のMARIBO(¥499)と、SAMSO(¥899内容量はMARIBOの約2倍)の2種類があった。ちなみにザッと見ただけで内容量にはかなりバラつきがあって、このMARIBOも340g~430gまであったり。当然、一番大きいやつを購入。←貧しい。
味のほうは以前のWASTGOTA KLOSTERのようなコクがなく、かなりアッサリめ。これは料理に使うのがいいかも。ともかく、この価格でこの中身と量なら十分にお買い得!ついでにWASTGOTA KLOSTERも復活しないかなー。ちなみに昨年までのタイムスケジュールからいうと、たぶん現在のIKEAは商品の絶賛入れ替え中で、2月になったら一気にwebに新商品がアップされるのではないかと。そしたらまた面白い小物を探しに週1ぐらいで通うことになりそう。
自転車用のインナーに購入。今年はチャリに乗り始めて初めての冬、ということで専用のウェアはほとんど持ってない。というわけでこれまではTILAKのアウターにインナーはユニクロのヒートテック+薄手のニットという格好で乗っていた。さすがTILAKは高いだけあって防風・透湿性能は素晴らしく、ネックウォーマーも併用すればこれで全く寒くない。ただ問題はインナー。それなりに走って汗ばんだ状態で目的地に到着し、その後歩いていると一気にそれが冷えて寒っ!ってなことが何度かあった。そこで速乾性を売りにしているこのモンベルのジオラインを買ってみたのでした。厚さには上からEXP→M.W→L.Wの3種類があり、一番上のEXPは極寒の山地とかを想定しているとのこと。自転車乗りの用途にはM.Wで十分とのことだったのでこちらを購入。
近寄って見るとこんな素材。パッと見にはワッフル地に近いように見えるが、肌触りはもっと柔らかくてふわっとしており、着心地は良い。反対にこの辺は好みだろうけど、どちらかといえば(縫製が悪いとかはなく単純に)見た目はチープ。
さて実際にこれを着て走ってみること3,4回。ただ単に着ただけの状態での暖かさは大したことない、といったレビューも事前に見ていたが、実際は袖を通してみてすぐ、ヒートテック比3~4割増の暖かさを感じる。身体のラインにぴったりフィットしながらも、柔軟な伸縮性があって窮屈な感じはゼロ。そして自転車をこいでいて思ったのは、速乾というよりもそもそも「素材が水分を溜め込んでいない」ような感じで、たくさんかいているはずの汗がうまいことどこかに飛んでいってるようでかなり快適。価格的にはヒートテックの5倍ぐらいだけど、これなら十分満足かな。あと個人的に一番気になるのが耐久性なんだけど、これはもう少し使い込んで確かめてみたいと思う。
生き延びることへの欲求が、はたまた暴力的な死の幕引きへの絶望が目まぐるしく交錯する異形のハードボイルド長編作。ほんの出来心で登録した携帯闇サイトのヤバ過ぎる「アルバイト」での失敗に巻き込まれ、凄惨なリンチの末ギリギリのラインで命を繋ぎ、しかしその結果として組織が運営する殺し屋専門の"定食屋(ダイナー)"でウエイトレスをすることとなったオオバカナコ。
既に冒頭からここへ至るまでのクダりで平山節のブラッキーなグチャドロは全開で、臓物混じりのなんとも強烈なインパクトとコントラストが展開されるわけだが、いやいやお話はまだまだ始まったばかり。このダイナーを訪れる一癖も二癖も三癖もある客どものなんともかんともヤバいこと!気がつけば一瞬にして死の崖っぷちを覗き込んでいるキが違ったかの如き展開に、噴出するアドレナリンの量がマジで半端ない。そしてなんだ、この毛穴が全開する生死の境界線上で繰り広げられるブチギレた物語の端々で供される「食い物」のなんともウマそうなこと。もう今すぐにでも死ぬかというギリギリな状況まで追い詰められ身体の原初的な部分が覚醒しているためか、生きることに繋がるもう一つの本能的な食「欲」を刺激する描写は、ほとんど眼前にそのモノの姿カタチや匂いすら漂ってきそうなほどリアルに映る。そして物語は一瞬たりともその激しいコントラストを落とさず、あるいは一触即発のスリリングさを緩めずに驀進する。ラストで展開するスペクタクルは、さながら名作のギャング映画を観ているかのようなスリルを射出し、絶妙の余韻をもって幕を引く。正直、シリーズものにでもしてまだまだもっと読みたいと思わされる面白さなのだが、このテンションはやはり、冒頭からのくだりからくる絶妙にスリリングな人間関係があってこそなんだよなーと思うので、これでオワルのが良いんだろう。とにかく面白かった。個人的に平山氏の作品はアタリハズレが大きいのだが、今回はアタリもアタリ、大当たりでありました。
『ミサイルマン』の感想は→コチラ
『メルキオールの惨劇』の感想は→コチラ
『独白するユニバーサル横メルカトル』の感想は→コチラ
⇒ かっつん (12/30)
⇒ あかほし (12/29)
⇒ かっつん (12/28)
⇒ あかほし (12/26)
⇒ かっつん (12/08)
⇒ ざくろ (12/08)
⇒ ざくろ (12/02)
⇒ かっつん (12/02)
⇒ ざくろ (12/02)
⇒ かっつん (12/01)