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今年も一年間ありがとうございました

2011年もまもなく終わり。今年もいろいろな形で当blogを覗いてくださった皆さんにありがとうを心の中でつぶやきつつ、新しい年を迎えようと思います〜。来年もなんでもいいんで、何かひとつでもこれまでやったことのない事柄をやれる年に出来ればいいなぁと。そのためにもまずは体調管理を万全に。それでは皆様も良いお年を!

| かっつん | 16:53 | comments(2) | - | pookmark |
今年を振り返ってみるような記事

毎年恒例の「BEST ALBUM 10選」ですが、どうも年内にUPするのが難しそうですー。アタマ5枚ぐらいはすぐに決まったんだけど、後が続かず。というわけでもう少しお待ちくださいませ。そんな2011年は数で言えばたぶん、これまでで最も多くのアルバム新譜を聴いた年だったかと。ただしそれは音楽を渇望して、というよりはただ漠然とした不安から逃れるため、あるいは「何もない」瞬間に気づく恐怖を紛らわすため、といった側面が強かった。当然そんなだから、俗に言う「音楽的な喜び」に浸っていられる瞬間というのはそう多くなかったし、極端な話をすれば心身がどん底に近い状態にあるときには、どんな音楽も聴きたいという気分にはならなかったのを覚えている。つまりは「音楽に救われた」なんてことはなかったとも言えるし、逆にもはや自分ではどうしようもない空虚を埋めてくれた、という意味でやはり音楽はなくてはならない存在だったとも言える。

2011年は1月に人生初のインフルエンザに罹ったのを皮切りに、心身ともにこれまでで最もヘヴィな1年だったように思う。自分の心が自分のものでないような、もう本当に自分はおかしくなってしまったんじゃないかという恐怖にかられていた一時期からすると、最近心のほうはずいぶんと落ち着いてきた。だけど胸の真ん中には確実に、これまで存在しなかった漠然とした痛みが印されて、それは多分、薄れることはあっても一生消えることはないような気がする。今の自分は自分が死ぬことも含め、死という人間が必ず迎える終わりのときが本当に恐い。これまで漠然と「仕方がない」ものとして気にすることもなかったそれが、今は途轍もない不安や焦燥で心を波立てる。終わったことを後悔し、限られた時間の残ばかりに目をやって消耗し自滅しているのが今の自分。これを、今を楽しみ、過ごした時間を満足をもって振り返られるようなものに変えていきたいというのが来年の大きな抱負かしら。

| かっつん | 19:27 | comments(0) | - | pookmark |
塩野七生/コンスタンティノープルの陥落


1983年初版

西洋歴史小説といえば佐藤賢一、な私にとっておそらく初めてとなる塩野作品。旧くはビザンティウム、現在ではイスタンブールの名称で知られる都市/コンスタンティノープルをめぐっての、東ローマ帝国とオスマン・トルコの攻防を描いた物語。

その記述は終始に渡って客観的な冷静さを崩さず、無闇な感情の発露に取りつかれることもない。絶望的な状況下で守勢に回る東ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌスも、圧倒的な勢力で攻め立てるオスマン・トルコのスルタン/メフメト2世も、ともにその一人称の心情が直接描かれることはない。それでいてその「物語」は、かかる2人を取り巻く様々な立場の人間からの視点を借りて、むしろ直接的な表現以上にその2人の、あるいはその時代に生きた人々の息づかいを浮かばせ、あるいは逆らいがたい力で揺れ動く歴史の胎動を感じさせる。千年以上の長きに渡って栄えた国家が、わずか数日の攻勢によって陥落する様をみれば、それこそ気の遠くなるような時間をかけて築き上げた物事も、崩れさるときはまさしく一瞬だということを理屈ではなく実感として思わされ、そのスケールの大きな時の流れはなんとも言い難い余韻を生む。と同時に、歴史に「if.」は禁句ながら、あの時もしあれが○○だったなら、、、という要素が幾つか存在して見えるところも興味深い。ともに膨大な文献を読み解き展開されるそれながら、かたや荒れ狂う感情のジェットコースター然とした佐藤賢一と、あくまでも外部からの冷静な視点を持ち続ける塩野七生。そんな色の違いも感じつつ、所々で不意に現れる"幸福も人々の心を開くのに役立つが、不幸もまた、同じ役目をすることがあるのだ"なんていう著者の鋭い言葉の数々に瞠目させられながら読了。

| かっつん | 22:38 | comments(0) | - | pookmark |
L字型ソックス rasox

寒波襲来の三連休、皆さんいかがお過ごしでしたか。
私はなぜか昨日は仕事。しかも外。寒かった〜!
だけど家に帰ったら嬉しいプレゼントが!








この直角型をしたソックスは、rasoxという国内ブランドのもの。「チャリ乗るときになんか可愛い靴下があったらいいなー」とかつぶやいていたのをサンタさんが聞いていたのか、イヴの夜にこうして宅配便でやってきたのでした。写真撮り忘れたけど、左右でアシンメトリーのデザイン(もう片方は甲の部分だけがボーダー柄)になっていて、その辺がなんともカワイイ。いろいろ履き心地も考えられてのこの形みたいなので、実際の使用感も楽しみです。


| かっつん | 22:15 | comments(0) | - | pookmark |
Christmas Presents from SEVEN THAT SPELLS!!!


本日24時間限定で、STSの全アルバムがFREE DOWNLOAD可能になってマス!
結構気になってるけどどれから聴いていいか分からなくて〜、という人はこの機会に全部落として聴いてみて!そんで気に入ったのが1枚でもあれば、是非是非バンドをサポートしてください!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
コチラから!


| かっつん | 18:07 | comments(0) | - | pookmark |
OUTLIER Slim Dungarees


自転車乗りな人に嬉しいウェアを手掛けるNYCのアパレル/OUTLIERのパンツを買ってみた。このSlim は5ポケットのスッキリとしたシルエット。5,6年前に買って主に冬場に活躍していた黒パンツ(Re design unit bikiniというマイナーなブランド)の裾が擦り切れてきて困っていたので、これがその代替になればいいなーと。







履いたカタチが綺麗という点で既に満足するのだが、こちら機能的にも極めて高いストレッチ性/撥水性を備えた優れもの。これならちょっとした雨に見舞われても大丈夫そう。



例によって今回もOUTLIERのサイトから直購入。ラッキーなことに11%オフが使える日だったので、$168+送料$30の計$198(約15,500円)で買えました。



OUTLIER*Slim Dungarees*BLACK

OUTLIER*Slim Dungarees*BLACK
価格:23,940円(税込、送料別)



| かっつん | 22:18 | comments(2) | - | pookmark |
黒ゴマ&さつまいもに生ハム


黒ゴマ入りのパートを作ってみた。渡辺麻紀さんのレシピだとこれにさつま芋&紫いもを合わせてるんだけど、もうちょっと塩気があるものが食べたかったので生ハムを加えてみることに。




パートは小麦粉60:全粒粉60:コーングリッツ20:黒ごま15の割合。焼きあがったパートに生ハム→スライスチーズの順番に敷いて塩コショウを少々、その上に蒸して乱切りにしたなると金時をごろごろと。最後に気持ち多めに塩を降り掛けて、すりおろしたレッドチェダー入りのアパレイユを注いでオーブンレンジへ。





出来上がり




食べてみると塩気と甘みのバランスが思いのほか良くて、これはなかなかイイ組み合わせかもしれない。安物の黒ゴマでも十分に風味が味わえて美味しかった。

| かっつん | 22:28 | comments(2) | - | pookmark |
タイヤ&チューブ交換

ネットで注文し待っていたタイヤなどが土曜日に到着





今回買ってみたのはVittoria。ピスト乗りな人の間ではここのランドナーが定番だけど、今回はRUBINO PROというモデルを選択。タイヤ幅は変わらずちょっと太めの28C。ちなみにこれまで付いてたBREV Mのタイヤを計ってみたら約450gだった。で、こちらのタイヤはグッと軽くなりまして実測で約258g。



チューブはマキシスのウルトラライト。こちらはメーカー記載値で105gなり

で、さっそくタイヤ&チューブ交換に取りかかる。例によって事前にめっちゃ調べる人なので、ネットでいろいろ見てたところ、「タイヤが死ぬほど硬くて全然はまらない!!!」とかいうのを多数目にしてちょっと心配してたんだけど、、、





実際やってみるとまさしく案ずるよりなんとやらで、全く手こずることなく作業完了。さっそく今日20kmほど走ってみたところ、漕ぎ出してすぐに「うぉ!なんか軽い。タイヤ変えるだけでこんな違うん!>とか思ったも束の間、それは単なる追い風効果だったようで、向かい風になれば途端にノロノロ運転となるいつもの貧脚でありました。というわけで今のところタイヤ交換による効果は体感できず。




今回一緒に買ったボンベ式の携帯空気入れ。ボンベ1個で120psiまで入るみたい。手動ポンプだけだと、パンクして泣きそうな状態のときにさらに泣きそうな作業となるだろうから、これも持っといたほうがいいかなーと。


| かっつん | 22:10 | comments(0) | - | pookmark |
Boulangerie Nao 99回目


あんぱん


クリームパン


2種のチョコが入ったフランスパン←これ最近の超お気に入り。めちゃウマ

| かっつん | 22:07 | comments(2) | - | pookmark |
福澤徹三/アンデッド


2008年刊行の学園ホラー

エゲツナイいじめや凄惨な猟奇連続殺人といった人間存在のダークネスをこれでもかと開陳し、しかし一方で「若さ」という絶対的な陽のエネルギーがそれをグログロでドロドロの底無しには終わらせない絶妙なブレンド感をかもし出す作品。つまりは娯楽的ホラーとして一気に読める面白さがある。

あらすじを簡単に書いちゃうと、同級生から陰惨なイジメにあっていた高校生が、ある日その「制裁」の一環として連れて行かれた廃病院の地下室にて、かつてそこで自死した最恐最悪のシリアルキラーの霊魂に憑りつかれ、自分をイジメておった奴めらをこれ以上ないほど惨いやり方で一人また一人と惨殺していく、、、というもの。

見所はやはりその殺人の手口描写になるんだろうか。世界の犯罪史上に、いまだ全く薄れることのない黒々とした染みを残し続ける連続殺人鬼のそれを引き合いに、容赦なく行われる拷問殺人の手口がなんともエグい。ただその描写にはどこか、読み手に肉体的精神的な苦痛を打ち込むヘヴィネスよりも、行われる事象自体の鮮やかなヌケの良さが勝って感じられる。そして誤解を恐れずに言うならばそこには一種の快感がある。この辺がこの作者の巧さかしらん。なにげに全三部作で完結するらしいシリーズなので、続く2,3にも手を出してることにする。



『真夜中の金魚』の感想は→コチラ
『幻日』の感想は→コチラ

| かっつん | 23:41 | comments(0) | - | pookmark |

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