《エリ エリ レマ サバクタニ 神よ、神よ、なぜ見捨てたまう》
2000年刊行の長編作
神、そして宇宙。あるいは宗教哲学と物理学。
別質のようでいてその実等号の存在として結びつく事象を巡る物語は、果てしなく壮大で、と同時にこの上なく根源的な人間感情を刺激する。この感覚に触れてみれば、本作が第一回小松左京賞を受賞したというのにも納得がいく。
技術進歩によって、宇宙空間への進出滞在が現在より少しだけ容易になった未来。人々はしかし未だそのほとんどが未知に包まれた「宇宙」へと思いを馳せ、と同時に古より連綿と続いた「神」への信仰は廃れつつあった。物語は、自らの信仰心や神の不在を疑い、その在りかを論理的な視点から追い求めようとする一人の日本人神父の姿と、極秘裏に進められる巨大な宇宙プロジェクト、そしてその背後に蠢く陰謀を錯綜させながら展開する。
テーマからしてかなり長大に見えるストーリーだが、その語りが弛緩する場面は一切ない。神の不在を疑う恐怖、拠り所を失う恐怖、あるいは地球というフィールドを離れた人間が覚える恐怖、そして「人類以外の生命体」に対する恐怖、こうした不安や恐怖が、それを凌駕する知的興奮や探究心と手を結び、巨大な推進力と磁場でもって物語を揺り動かしていくエンターテインメント性に満ちている。惜しむ楽はその濃密な構造が、ラストにかけてやや急ぎすぎたように見えるところか。
『呪海』の感想は→コチラ
SMASH会員にまでなって先行予約で取っていたBEADY EYEの来日公演が既に終了していたことに気づいた、今日。当初予定から振替になってその日付をチェックしたところまでは記憶にあるんだけど、その振替公演日を完全に忘れておったという、、、もう2週間以上も前ですぜ。こと音楽に関してこういう失敗をしたのって今回が初めてなのでかなりショックは大きい。取り返しのつかない事柄について深く思いつめると精神的に良ろしくないのであまり考えんようにしてますが。
そしてもう一つ。今日はキッシュ作って昼過ぎから自転車で市内を適当に流して良い気分で帰ってきたんだが、その後バルコニーにある物置の中身を整理しようとしたところ、その引き戸が外れて左足親指の上に落下。爪が見事に真っ二つに割れ流血、、、痛ったぁあ〜いィイイイーーーーー!!!!日曜だから救急しか開いてないし、とりあえず自分の腕を噛むなどして痛みを誤魔化しつつ、明日病院行ってこようと思う。4時間経ったのにまだ血が止まらないのよ。たぶん骨には異常ないと思う。今年は厄年でもないのになんか心身に不具合起こりまくりで辛い・・・
続いてこちら。英国のサイクリング・シュー・ブランド/QUOC PHAMのThe Fixed
箱を開けるとコンニチワ
おぉ!なんかID番号が振られてるし。こういうのって妙にテンション上がるね。
どこかクラシカルな雰囲気のフォルム
素材はしっとりとして柔らかなレザー。薄手のスッキリとした素材なので、やや丸みを帯びたフォルムが甘くなりすぎず、もったりせずに綺麗にまとまっている。
ソールのラバーは見た目柔らかそうだけど、けっこうガッチリしています。履いてみるとわかるけど、普通のスニーカーにはない湾曲がある。これがペダリングに影響するのかしらん?バックにはしっかりリフレクターがついとります
個人的にはこの角度からのシルエットが特に好み
というわけで早速実用しております
'Fixed' cycling shoes from Quoc Pham on Vimeo.
'Tourer' Cleats cycling shoes (HD) from Quoc Pham on Vimeo.
前回尻切れトンボになってしまった記事の続き
新しく購入したMISSION WORKSHOPの"The Rummy"
正面からBOXYなシルエットはちょい野暮ったい感じもするが、背面から見たこのフォルムはなかなかにSEXY
外側素材は耐水性ウレタンコーティングのコーデュラナイロン。内側はCHROMEと同じくターポリン素材で、雨天時も安心。
フラップを上げると止水ジッパーで開閉するポケット部があり、内部はさらにジッパーで区切られた前後の収納がついている。
さらにそれとは別にマジックテープ止めの小フラップで開閉する収納部が二つ。ご覧のようにストラップはこちらの小フラップ、一番外側の大フラップどちらともドッキングできる仕様になっている。
メインの収納部はかなり容量があり、口の部分をこうやってクルクルと丸めて、内側のフラップで止めたりもできる。見た目的にも使い勝手もロールトップにしたこの状態のほうが良いかも。容量は27.5リットルらしいけど、感覚的には20リットルのCHROME Mini Metroの2倍ぐらい入りそう。
ストラップ部はCHROMEと同じくワンタッチで長さ調節のできる仕様。荷物が増えるほど、この大きめのパッドが威力を発揮してフィット感が上がる。
あと個人的に「ナイス!」と思ったのがこのストラップ部につけられたゴムバンド。これ、背負ってキューっとストラップ締めたときに出る余剰部が止められるようになっているので、今までのように「余ったストラップが垂れてブラブラする〜」っていうのがなくなった。こういう改善点って地味だけど物凄くポイント高いのよね。
ちなみにバックルのカラーはオレンジ/シルバー/ブラックの3色から選択が可能。届いた翌日から早速通勤用に投入してるけど、毎日使うほどに満足度がアガっていってます。特に内容物が増えたときのフィット感はCHROMEより段違いにイイかも。個人的にはかなりオススメのアイテムでございやす。
【選べる2カラーバックル!】MISSION WORKSHOP ミッションワークショップ メッセンジャーバッグ... |
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