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慣行がもたらす心理的な作用
2009.05.31 Sunday | category:雑記
かれこれ2年ほど前から神戸市内に住んでるのだが、週末は遠出をすることがなければほぼ決まって大阪のほうに出る。映画を観たりメシ食ったりというのを除けば特にナニをするわけもなく、そんな時は決まってタワレコ⇒ジュンク堂⇒スタバで読書ってルートを辿っている。これって三宮でも全く同じことが可能だしそっちのほうが移動時間も電車賃もかからなくて良いように思われるんだが、なぜか三宮でこれをするのは嫌なのねー。何でってなんでかわからんのだけど、やっぱり昔から馴染みの場所で馴染みの行動をするのがすごく心理的に良いみたい。同じ人混みでも三宮のそれはたいそうイラっとするのに人密度でいえばおそらく同様かもっと酷い大阪でのそれは不思議に安らぐというか。ま、そんなわけで今日は午前中に会議があって昼過ぎに帰ってきたのだけど、結局そこから大阪キタへ出掛けて上記ルートを巡回していたのでした。ジュンク堂で久々に花村萬月の著書を購入。ずいぶんと前に単行本で購入し、途中で放り出した『百万遍 青の時代』の続編『百万遍 古都恋情』の文庫版をば。相変わらず痛々しいまでに漲る自意識を基にしたような怒涛のグルーヴ感もある意味では自分にとってオキマリのものがもたらす強烈な快楽の一つでありましょう。
繊細だからよい人というわけでもないが、パイプはとても繊細なのだろう。繊細な者が肝心なところで雑というか、大雑把になってしまうこともなんとなく理解している惟朔である。気を配りすぎて、抜け落ちてしまうことが多々あるのだ。しかも虚勢を張らなければ生きていけないから、よけいに気がまわらなくなってしまう。肩に力が入っているとろくなことがない。(…p.65)
というような記述にグッとくる人は読んでみましょー
繊細だからよい人というわけでもないが、パイプはとても繊細なのだろう。繊細な者が肝心なところで雑というか、大雑把になってしまうこともなんとなく理解している惟朔である。気を配りすぎて、抜け落ちてしまうことが多々あるのだ。しかも虚勢を張らなければ生きていけないから、よけいに気がまわらなくなってしまう。肩に力が入っているとろくなことがない。(…p.65)
というような記述にグッとくる人は読んでみましょー
うお勢総本店@三宮
2009.05.30 Saturday | category:グルメ
寿司食いてー!と思ったので行ってきた。
並ぶことを想定しつつ18時半頃に到着するも、あれ?並んでない。
インフルによる打撃の大きさをこんなところで実感しつつ店内へ。
中トロ、紋甲イカ、あじ、とりがい、蝦蛄、蒸し穴
貝柱、生ゲソ、まぐろホホ肉、焼き穴箱
まー来るごとに「美味しい!」という感覚は少しずつ薄れていってるような気もするけれど
この価格でこれだけのモノが食べれるというのはやっぱり幸せであります。
食べといてなんだが、トロとかいくよりイカとか攻めたほうが幸福度は高いですな、ここは。
生×2、焼酎×1で〆て5,000円ちょっとでした。
ちなみに20時前に店を出ると、やっぱり4,5組が並んで待っていてその光景にちょっと安心した。
並ぶことを想定しつつ18時半頃に到着するも、あれ?並んでない。
インフルによる打撃の大きさをこんなところで実感しつつ店内へ。
中トロ、紋甲イカ、あじ、とりがい、蝦蛄、蒸し穴
貝柱、生ゲソ、まぐろホホ肉、焼き穴箱
まー来るごとに「美味しい!」という感覚は少しずつ薄れていってるような気もするけれど
この価格でこれだけのモノが食べれるというのはやっぱり幸せであります。
食べといてなんだが、トロとかいくよりイカとか攻めたほうが幸福度は高いですな、ここは。
生×2、焼酎×1で〆て5,000円ちょっとでした。
ちなみに20時前に店を出ると、やっぱり4,5組が並んで待っていてその光景にちょっと安心した。
Pizzeria Morita@大阪・福島
2009.05.29 Friday | category:グルメ
水曜日のことですが、福島にある『ピッツェリア・モリタ』でピッツァ・ディナーと洒落込み(?)ました。ランチでは来たことあったんだけど、夜は初。昼も夜も予約がベターな人気店なので、18時半に予約を入れて訪問。
右:モッツァレラ、トレビス、パンチェッタ、ビアンカ
左:ポルチーニ茸とゴルゴンゾーラ(ポルチーニェゴルゴンゾーラ?)
右:アンチョビ、オレガノ、プチトマト
左:リコッタチーズとほうれん草
ピザ窯(イタリアから取り寄せたんだとか)の火力おそるべし!って感じで、頼んでから10分足らずで卓上へ。ヴィジュアルからしてものっそ食欲をそそられるんだが、味もそれぞれ甲乙つけがたく個性的でめちゃ美味い!クセありのチーズと各種具材の組み合わせが抜群で、食感も風味もそれぞれが生きてる感じ。パクパクと食い飲みして、1時間ほどで満腹とあいなりました。あとはワインがもうちょっと美味しかったら完璧かも。〆て5,000円ちょっとでした。
右:モッツァレラ、トレビス、パンチェッタ、ビアンカ
左:ポルチーニ茸とゴルゴンゾーラ(ポルチーニェゴルゴンゾーラ?)
右:アンチョビ、オレガノ、プチトマト
左:リコッタチーズとほうれん草
ピザ窯(イタリアから取り寄せたんだとか)の火力おそるべし!って感じで、頼んでから10分足らずで卓上へ。ヴィジュアルからしてものっそ食欲をそそられるんだが、味もそれぞれ甲乙つけがたく個性的でめちゃ美味い!クセありのチーズと各種具材の組み合わせが抜群で、食感も風味もそれぞれが生きてる感じ。パクパクと食い飲みして、1時間ほどで満腹とあいなりました。あとはワインがもうちょっと美味しかったら完璧かも。〆て5,000円ちょっとでした。
言わでもの事を言う
2009.05.28 Thursday | category:雑記
ちょろっと書いたように、水曜日は有休をとってシネ・リーヴル梅田へ『鈍獣』を観に行ったのだが、てっきり「水曜サービスDAY」で1,000円だと思っていたのが実は「レディースDAY」で女性のみ割引だということが分かったので観るのをやめた。この一つ上のフロアにある梅田ガーデンシネマは水曜日は男女とも1,000円なので、てっきりここも同じだと思ってたのだ。なんでこんなまぎらわしいことするんかね。そもそも女性のみ割引にする意味がワカランと前々から思っていたのだが、、、別に差別だとか声高に叫ぶつもりなど毛頭ありまへんが、あえて女性のみのサービスすることに売り上げ的なメリットがあるんだろうか?無いような気がする。扱う作品の種類にもよるけど、ミニシアター系の作品なんて休日でもなかなか満席までいかんだろうし、平日なんてなおのこと集客が難しいんだろうから、どうせ客が1人でも100人でも上映するコストはほぼ変わらないことを考えるなら少しでも収入を上げるために割引をエサに釣り寄せるほうが頭良いと思うんだが、素人考えでは。
けっきょく映画がダメんなったので時間潰しと休憩をかねてBREEZEタワーに入ってるイリーに初めて行ってみたんだけども、ここもまたマズイ営業形態で残念だった。店員の姉ちゃん二人のだらーんとした態度からして「あぁ、ちょっとヤバイ」雰囲気がプンプンだったのだけども、やっぱり注文したエスプレッソ系ドリンクが全っ然おいしくなくて激消沈。名機チンバリを使ってこんなショット落としとったらあかんでというエスプレッソの味にがっくり。横にマッツァーがセットされとったんだけども、見てる限りではオーダーが入ってから豆を挽いた形跡なしで、既にチンバリにセットされてたポルタフィルタから抽出してたんんだが、これってどういうこと?いつ挽いてセットしたかワカランようなもの使ってショット落として美味いはずがないし。店員の質もドリンクそれ自体も、スタバにさえも遠く及ばないレベルでありました。ついでにここ、隣が美容室なんだけども、常時そっから強烈な各種溶剤の匂いが漂ってきてて、とても珈琲の香りを楽しむといった空間ではなくなってるところも問題大アリ。数少ないフラッグショップでこれは、相当マズイと思ったのでした。個人的にはたぶんもう、二度と行かないと思う。
けっきょく映画がダメんなったので時間潰しと休憩をかねてBREEZEタワーに入ってるイリーに初めて行ってみたんだけども、ここもまたマズイ営業形態で残念だった。店員の姉ちゃん二人のだらーんとした態度からして「あぁ、ちょっとヤバイ」雰囲気がプンプンだったのだけども、やっぱり注文したエスプレッソ系ドリンクが全っ然おいしくなくて激消沈。名機チンバリを使ってこんなショット落としとったらあかんでというエスプレッソの味にがっくり。横にマッツァーがセットされとったんだけども、見てる限りではオーダーが入ってから豆を挽いた形跡なしで、既にチンバリにセットされてたポルタフィルタから抽出してたんんだが、これってどういうこと?いつ挽いてセットしたかワカランようなもの使ってショット落として美味いはずがないし。店員の質もドリンクそれ自体も、スタバにさえも遠く及ばないレベルでありました。ついでにここ、隣が美容室なんだけども、常時そっから強烈な各種溶剤の匂いが漂ってきてて、とても珈琲の香りを楽しむといった空間ではなくなってるところも問題大アリ。数少ないフラッグショップでこれは、相当マズイと思ったのでした。個人的にはたぶんもう、二度と行かないと思う。
土山人@芦屋
2009.05.27 Wednesday | category:グルメ
今月は振り返ってみると何が忙しかったかよう分からんままになんだか忙しかったのだが
本日どうにか有休をとりまして前々から行ってみたいと思っていた蕎麦処に行ってみた。
芦屋川からてくてくと歩いて12時頃に着いたんだけど
さすがにこの日この時刻この場所というだけあって、周りには有閑マダム風の女性2人連れが多し。
んなことはさておき、こちら粗挽きの田舎そば
そしてこちらがすだち蕎麦の冷や(せいろ)とかきあげ
蕎麦はのど越しもよく、だけども噛み応えも十二分でかなり好きなタイプ。
それが酢橘のスッとしたツユとほんとうまく絡んでてめちゃ美味しかった。
あんまり期待してなかったかきあげもまたフワっとした美味食感で
このお店、他のサイドもけっこうイケるのかもしれません。
そば湯はけっこうなドロドロ系でこれも好み。そばつゆは結構辛めのタイプだった。
また機会があれば是非再訪したいなー。
本日どうにか有休をとりまして前々から行ってみたいと思っていた蕎麦処に行ってみた。
芦屋川からてくてくと歩いて12時頃に着いたんだけど
さすがにこの日この時刻この場所というだけあって、周りには有閑マダム風の女性2人連れが多し。
んなことはさておき、こちら粗挽きの田舎そば
そしてこちらがすだち蕎麦の冷や(せいろ)とかきあげ
蕎麦はのど越しもよく、だけども噛み応えも十二分でかなり好きなタイプ。
それが酢橘のスッとしたツユとほんとうまく絡んでてめちゃ美味しかった。
あんまり期待してなかったかきあげもまたフワっとした美味食感で
このお店、他のサイドもけっこうイケるのかもしれません。
そば湯はけっこうなドロドロ系でこれも好み。そばつゆは結構辛めのタイプだった。
また機会があれば是非再訪したいなー。
津村記久子/君は永遠にそいつらより若い
2009.05.26 Tuesday | category:本
読後に、そして読中に、静かだけども熱い焔が、決して消えることのない力強さで胸の内に灯り続けた快作。つまりは良くも悪くも"自分"という人間が、持って生まれた器と共に「生きていくしかない」日常を捉え、加えて普段はもっぱら「悔い」やら「諦め」やらで曇りがちなそんな「生きてくしかない」という感覚を、ほんの少しだけ肯定の方向へと前向けてくれるような・・・久しぶりにそんな得がたい感覚を味わった本作は、今年『ポトスライムの舟』で第140回芥川賞を受賞した著者のデビュー作。
就職先も決まり、大学卒業を間近に控えた女子/ホリガイ。彼女の残されたそう多くもない猶予期間を舞台に、バイトに飲み会にと流れていく何処にでもアリガチな日常を画材に描かれる物語は、当初の概観からはやはりどこにでもアリガチな青春小説かと思わせた。なのだが、表面的には無目的にたゆたっているようでいて、その実決して穏やかならぬあれやコレが心中ぐるぐると渦巻いている《わたし》ことホリガイの視点が、そのアリガチな物語の全景を非常に特殊なバランスで見せてくる。
わたしは二十二歳のいまだ処女だ。しかし処女という言葉にはもはや罵倒としての機能しかないような気もするので、よろしければ童貞の女ということにしておいてほしい。やる気と根気と心意気と色気に欠ける童貞の女ということに。なんてことを考えてしまうホリガイサヨは、客観的に見て「世間一般」をスンナリと受け入れるには複雑に過ぎる感受性を持って見える。ズレの多くは彼女の劣等感に結びつくのだが、面白いのは《わたし》がその劣等感のミナモトをはっきりと自覚し(その多くにおいてやや自虐的に振舞うことで)それを深刻なダメージとして受け止め過ぎない術を持っているところ。生きてく上でどうしようもなく降りかかってくる様々な「打撃」に対し、引っかぶるダメージを軽減する賢さ・計算高さを発揮する《わたし》は、同時に飲み会の席で同席した男を激昂させ、挙句に大根サラダの残りをぶっつけられるだけの譲らなさも見せる。そんな《わたし》からの描写により本作は、ただの並々ならぬ劣等感を開陳するイタイ私小説でもなく、自虐的にネジれた視点から世の中を嘲笑ってみせる破壊的な物語とも異なるニュアンスを持つに至っている。基本的には自分が生き易い道を模索するホリガイの姿は、およそ聖人君子然とした態度ではないし、むしろ俗人的な打算をベースにしている。それが嫌味に映らず快適な湿度で流れていくのは、やはり彼女がみせる自己愛と他人の心に思いを馳せることが出来る想像力、この2つのバランス感覚にあるんだろう。その狭間に生まれる葛藤は、物凄く不器用なんだけども、実に人間らしい素敵な温かみを持っている。と同時に物語が進むにつれ、いわばそうした《わたし》の人格形成にも大きく関わったであろう一つの出来事が明らかになり、ラストに向かっては薄からずシリアスな空気が拡がってもゆく。その怒涛とも言っていい終盤の転結に揺さぶられる中でポンと出てくる"君は永遠にそいつらより若い"というフレーズは、およそ予想しえなかった角度から一つの希望を削り出す、まさに本作を象徴する一言として飛び込んできた。
読み終わって漠然と分かったことは、本作を貫いていたのは、およそどうしようもない手持ちの牌の中からそれでも「絶望」ではなくどうにかの一手を計る、おそらくは「意志」というところまでも昇華されていないその行為そのものが炙り出す、どこかにあるかもしれない「希望」だったのかもしらんということ。それは冒頭とラストの光景にも繋がる。それこそ「諦めたらそこで試合終了ですよ」といったような美しいオチとはまるで違うのだけれど、読み終わった後にこんな風に強く心動かされた小説は、ずいぶんと久しぶりだったような気がする。物凄く良かった。
Buci bocchenoの晩ゴハン
2009.05.25 Monday | category:グルメ
Boulangerie Nao 4回目
2009.05.23 Saturday | category:パン
ぐむぅ、迷う・・・
2009.05.22 Friday | category:雑記
明日は大阪のライブハウス/地下一階にmu-neujohnやkuruucrewが出るイベントに行く気マンマンでおりました!が、さすがにこのご時勢、京阪神の若者の熱狂と吐息が、歓声と唾飛沫が充満するライブハウスに4〜5時間篭もるのには結構な抵抗がアリマスな。罹るわけねーべ!と思う心がある一方で、万が一、万に一つのことがあったりなんかしちゃったら、職場含めて己が周囲に凄まじい迷惑が、、、と考えてしまう。なんというか確率うんぬんの問題でなく、今こんな状況でそんなとこへ行っちゃうというのは、一人の大人として大変よろしくないことのような気がするのです。しかしかなーり楽しみにしてたイベント(特に久々に観れるmu-neujohnが!)なので、思わず私欲に負けそうになり葛藤する今晩の私めでありました。
⇒mu-neujohn Myspace
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