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液晶絵画 Still/Motion@国立国際美術館


昼から行ってきた。ビデオ・アート(つまりは映像、動画)のみで構成された展示会。初っ端は以前兵庫県立美術館で個展を観たビル・ヴィオラの作品。凄く好き!ってんではなくどちらかと言えば意味不明な部類に属するんだけど、妙に印象的なんだなこの人の作品って。はるか昔に観たような心象風景?独特の色があるのがスゴイと思う。

で、Brian Eno。イーノの作品があって意味もなく興奮。『Mistaken Memories Of Mediaeval Manhattan』と『Thursday Afternoon』の2作が2面同時で投影。レビューにてアンビエントって形容をよく使いながら、実はプロデューサーとしてのイーノしか知らん身としては初めて観るこの人の音響作品に俄然興味。前者はマンハッタンから見た移りゆく街並みの美麗を写し続けた有名作。それぞれ82分、47分の長尺ながら、逆にその長さを武器に「半日ぐらいおってもええよなー」と思わせる"アンビエント"な空間を創出。ある意味分かりやすいキモチヨサながら、上向きの感傷をふんだんに孕んだ空間美が物凄く好みだった。普段家で浸るには気持ちの余裕が足りないかもしれないが。ただ、休日の美術館なのでヒールを履いた姉ちゃんが闊歩する音がかなり邪魔だったのは確か。それだけが残念だった。

朽ちていく果物や、ただの物質に還元されていく兎の死骸を早回しで見せるSam Taylor-Woodの作品は、既知の視点ながらしかし非常に精度が高く面白い。占い?をする幼女と老婆の仮面を被った幼女、その背後で取っ組み合いをする同ペアという、少し不気味な世界を描くやなぎみわの『Fortunetelling』は、とにかく画像が美しく、"動く絵画"という本来の意味での非常に高い芸術性を感じた。他にも衣服を脱着する男女の巨大パラパラ動画に観客の顔が取り込まれて表示される鷹野隆大『電動パラパラ』や、同じく幻想に包まれた不気味なシーンの中に、数秒前の自分の姿が取り込まれるドミニク・レイマンの『Yo Lo Vi』など、普通の絵画では有り得ないタイプの楽しみ方が出来る作品もあったりして楽しめた。

思ったのは、普通絵画作品に対峙した場合、ある程度それに向き合った自分自身で何かを読み取ろう感じようとする能動的な意識が働くんだけど、こうした映像作品の場合ある程度そこで受身になれるというか、画面上で"何かが起こるのを待つ"的なスタンスが取れるのである意味ラクチンなのかもしれない。あと全く別の話だけど、微細に変化していくモノに対して、人間の視認性ってのは意外と薄弱なんだなとも思った。え?いつの間に変わったの?ってな瞬間がたくさんありました。少しずつ生じている変化に気づかない、というのはある意味とても怖いよなーとなんとなく思ったり。

書くのが疲れてきたのでやめますが、B2Fでの常設品を使ったコレクション展も凄くよかった。やっぱ良いものたくさん持ってるよなーと思わず唸る。個人的に結構好きな写真家/米田知子の作品を初めて生で観れたのも良かった。かなりのヴォリュームで大変満足。

公式
| かっつん | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
尼さんとの蜜月終わる
この4,5ヶ月を振り返って見ると、ここ数年になく購入するCDの数が増えたなーということに思いあたる。週に4,5枚のペースで新譜が届く日常。購入先の8割はAmazon。残りは海外からの直送。というのもなんだ、この半年近くを見てみると、近年なかったほどに輸入盤CDの価格が下がっていたような気がする。輸入盤CDの価格はどんどん高くなっている!という記事を書いたのが昨年11月。奇しくもこの直後から下がってきた。感触としては500円近く安くなってたんじゃないだろうか。併せてちょうどこの頃からAmazonが「輸入盤2枚同時購入で10%OFF」って企画を開始し、相乗効果で1枚千円を切る新譜もあったりした。elbowの新譜なんて890円で買えた。もうこうなると近年のインフラっぷりを経験していた身としてはウハウハ状態で、あれもーこれもーとほとんど吟味することなくカートにブチ込み、2枚貯まった時点でポチっとなを繰り返していた。この2枚同時購入セールはホント巧いとこ突いてるよなーと思わされる妙策で、普通だったらとりあえず止めとこうかと思うアルバムも、ついつい勢いにまかせて買ってしまうという具合。そんなわけで当然、月々の支払額はこれまでを上回るわけだけど、続々と我が家へ届くCD群の喜びの前にはそんなの関係ないのであります。

しかしそうした幸福の日々もどうやら終焉?ここ半月ほどで価格が一気に従前並に戻ってきた。2枚同時購入しても、1枚あたりの価格が1,500円を超えるモノがチラホラと。こうなると急に割高感を感じて購入を渋り出すワタシ。そもそも輸入盤の価格高低って何に準拠してるんだろう?あんまり考えたことがないのでワカラン。単純に円高円安に因るのか、それとももっと複雑な企業利益が絡んでくるのか。何にせよ、こっちは安けりゃ安いだけトータルの出費額は増えるし満足度も増加するので、また下がってくれたらいいのになーと思う。ちなみにSpiritualizedの新譜はまだ1,200円台で買えたのでハッピー。しかし今日見るとこれも200円上がってるし。終わったな・・・。
| かっつん | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
中上健次/重力の都

最近ハマって諸作をランダムに読み進めている中上健次。そのきっかけになったのが今作。気になり初めて読む作家の場合、代表作よりも短編掌編集からのほうが入りやすい(その人のエッセンスが凝縮されてることが多い)ので、これもそんな基準で手に取った。結果、ベタ惚れ。厳として濃密であり、蕩けるように官能的。暴力的な剛性と、尋常でない色香が交雑する世界には、大好きな作家/赤江爆と同じ匂いも感じる。


朝早く女が戸口に立ったまま日の光をあびて振り返って、空を駆けて来た神が畑の中ほどにある欅の木に降り立ったと言った・・・


作者自身が「谷崎潤一郎への和賛」と表するように、『春琴抄』を念頭に書かれた本作。とにかく1行目を見た瞬間、独特のリズムで拓かれる文体へ一挙に惹き込まれる。独特のうねりを持つ濃密な、妖艶でいつ果てるともしれない言葉の荘厳な羅列。御人に憑かれた女と男との営みに仮託し、根源感情の合財を詰め込んだ濃密なエロスを基に幻想的な世界を描く表題作『重力の都』。改行字下げ一切無しの暴力的な文字の塊が雪崩れかかる『よしや無頼』は、次第に読経めいたグルーヴへ突入する。暗闇の中鮮やかに浮かび上がる蓮花の刺青が、強いイメージで脳内を焦がす『刺青の蓮花』。熊野の山奥に入り込んだ男と、そこに棲む女との交渉が生々しい想像を掻き立てる『愛獣』は、さながら泉鏡花の『高野聖』に似た怪しく艶かしい世界を閉じ込めている。

どの短編も何とも言えず生々しい。匂い立つような情感や、何かが蠢く不穏な空気、そして妙に居心地の良い閉塞感が全編を覆う。一文の中で主格が何度もウネリを持って捻転し、その行き着く先の情景を読み手の無意識下で予測させながら時にそれを裏切るように収斂していく文体の奔流は、読み進むにつれてどんどんと独特の昂揚を中に溜め込んでいく。既定のジャンル枠に収まらない漠として強い気配を滲ませる作品だと思うが、後々考えてみると読中の感触には津原泰水『綺譚集』と似たものがあったような気もする。滅多にすることがない再読の対象にもなりそうな、かなり好みの作品。

| かっつん | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スリランカ料理/ラージャスターン
えーっと、閉店したとばかり思い込んでいたRajasthanが、以前の中崎2から中崎北3へ、マイナーに移店していたことが判明・・・。今日は休みを取っていたので、これ幸いとさっそくランチに行ってきた。





うわなんか変な建物。シーサー居るし噴水あるしなんだこのリゾートっぷりはと驚愕。というのは言いすぎとしても、なんかここだけ妙に南国風な空気で奇妙。で、どっから入るんだ?とちょっとウロウロしてたところ、オーナーのお兄さんが出てきて手招き。うわーなつかしーめっちゃ久しぶりに見たよこの人、と思いつつも顔には出さずに中へ。中に入るとやっぱり南国リゾート風。どうも前に営業してたカフェかなんかの内装をそのまま活用してるみたい。で、メニュー見てさらにびっくり。パスタとかバーガーセットとかあるし。和定食なんてあるよ、、、ちょっと嫌な流れだなーこれは、と思いつつカレー2種とナン、ガーリックチキンなどが付いたセットを注文。





カレーはキーマとベジ。辛目にしてもらったのでキーマはスパイシーで美味い。が、ベジは以前のようなエッジの立ったお味とは違い、ちょっとマイルドすぎるかも。ガーリックチキンも2年前に食べていたものと比べると勢いが無くなってるような。以前と比べてナンはもっちり度が上昇して美味くなってた気がするけど、全体的にはちょっと味が落ちたかなーという感じ。ただ、前も食べる日によって味にムラ(特にスパイスの使い方)があったので、今日はあまり良くない日だったのかもしれない、とフォローしておく。

ちょっとビックリしたのは、食べてる途中でオーナーがやってきて「スゴクお久しぶりデスネ」と言われたこと。約1年半ぶりだったので覚えてると思わんかった。シェフの兄ちゃんはニッコリ笑顔な良い人で、この人も後から話しに来てくれた。そんなこんなで2年前の自分を思い出しつつ、なんか懐かしい気分になったりしたのでした。が、正直この移転先も地理的に良い場所とは思えず、あんまり変なメニュー増やしたりしないで必殺のスパイシー・エッジ・カレーで攻めて欲しい!と自分は思うのです。多種のスパイスの芳香が鼻からスッと抜けていく、辛いのに後味スッキリなここんちのカレーはホントに美味いと思うから。とりあえず、また近く行ったときは食べに行くつもり。

http://www.rajasthan.jp/
ホームページまで出来ていた。
blogは絶対半年続かないにベット。
北浜に2号店もある模様。
| かっつん | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
JAPONISM JN-461


東心斎橋の『Glass Fix』で購入。レンズ代別で42,000円(ちなみに伊達なのでレンズ代はほとんどかからない)。今回はビジネス用途メインでメタルフレームを探していたんだけど、当初店頭に並んでいるこのブランドのアイテム群を見た際には正直「あ、これは無いな」と思い素通りした。結構派手に見えたから。だけどその後ショップの方と話しながら色々試着させてもらううちに、一度試しにコレもかけてみませんか?ということで手渡された。で、かけてビックリ。全然嫌味でない、どころか目元を物凄く涼しげに飾ってくれる感じでかなりカッコいい。やっぱかけてみんとワカランもんだね。





細部を見ればパーツパーツでのデザイン性は結構高いんだけど、それぞれの足し引き感が絶妙で、トータルバランスが物凄く良い。店員さん曰く、ここんちは空間の使い方が非常に巧いのだとか。かけると表情がグッと締まる。テンプル部はチタンとプラステイックのコンビネーションなんだけど、プラ部は光を通すと物凄く綺麗な細密柄が浮かび上がる。スパイダー、なるこのブランドの十八番模様らしく、この手の隠し芸は個人的にかなりポイント高し。先にSpicy Specsで試着した、ドイツのブランド/ic!-berlinのjaquesというモデルとかなり迷ったものの、結局このjaponismを選んだ。ic!-berlinのインテリジェンス!な雰囲気にもめっちゃ憧れるんだけど、かけこなす自信がまだ少し足りなかった、か?でもまた次回検討しよう。

| かっつん | 22:12 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
前フリ
そうだメガネを買いに行こう!と思いついた5月24日土曜日の夜。
ネットで訪問店舗をちょちょちょいっとリストアップして翌日昼からミナミへ。つまり今日だね。
合計5時間と少し、歩き回って試着を重ね、最終的にすごく満足のいくモノが買えた。
周ったお店は以下のとおり。

Spicy Specs
Glass Fix
eyesquareoptique
POKER FACE
PROPO DESIGN

フランクだったりジェントルだったりタイプは様々なれど
共通してたのはどこも接客がとても良かった!ということ。
ある程度値の張るモノを扱ってるので当たり前なのかもしれないが
中にはそれを穿き違えてやけに傲慢だったりするお店もざらなご時世。
そういう意味で今日はすごく楽しい買い物が出来て嬉しかった。
で、買ったモノは何ですか?という話ですが、それは明日載せようと思いますのですよ。
明日は5時台に起きねばならんのでもう寝るのですね。
| かっつん | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
森山大道写真展 [ 凶区 -Erotica- ]@大阪HEPホール

梅田へ出たついでに立ち寄って観て来た。モノクロといえばこの人!ってなぐらい有名な写真家であり、雑誌等で作品を眼にする機会も非常に多いんだけど、これまでとりわけ強く興味を惹かれることは無かった。

この人の作品イメージとしてあったのは、強烈なブレ、ボケが画上に踊るモノクロームの猥雑な荒々しさ。会場では大判を中心とした30点ほどの作品を展示。様々な国の都会の様々な光景が、ランダムに並列されて掛けられる。モノクロ写真の醍醐味を存分に感じさせる、コントラストの強い描写はこうした大判の一連で見せられるとやっぱり格好良い。どうでもいいことだが、この人が切り撮る景色を見てると、『情景』というよりは『光景』といった言葉が脳裏に浮かぶ。取り込まれたその場の気配は情感的にユラユラ揺れるんではなくて、光と影の造詣美の中にガッチリと塗り込まれているような、そんなインパクトをまず強く感じる。

すぐ隣のミニシアターでは、80分超のドキュメンタリーが合わせて上映されていた。せっかくなので全部観た。森山大道の人と成りに触れたのは今回が初めて。これまではインタビュー類はおろか、見目も全く知らなかった。その名前と作風から勝手に入道みたいなちょっとゴツイ人を想像してたのだけど、実際は繊細さと大人の色気を感じさせる、魅力的なオジサマであった。この人の主な撮影スタイルは、コンパクトカメラを用いての歩き撮り。雑踏を歩きながらサッ、サッと撮る。『撮る』ってよりは『盗る』に近い感じで、ノーファインダースタイルというのはこの人の代名詞でもあるそうだ。ただそれだけ文字面で読んでもよくわからんのだが、ドキュメンタリーの中で人物や思考に触れてみると、その手法の意味みたいなのが伝わってくるから面白い。印象的だったのは、一眼を使わない理由として「構える間に撮りたい地点との距離が生まれる」「雑踏で一眼なんて構えたら、被写体がそれに気づいて身構える」といったことを述べていて、また同時に「構えることによって、レンズを通しての表現意識みたいなものが少なからず入り込むから」と言っていた。つまり、表現のスタイルが普通の写真家と大きく違う。カメラという武器でもって何かを表現しようってんではなくて、自分が撮りたいと思ったシーンを逃さず切り撮り続けるためにカメラがある、といった感じ。最終的にそれを作品として公にするという点で、それはそれで間違いなく表現行為ではあるんだけど、そもそもの『表現』というものに対するスタート地点がまるで異なってるところがとても面白く印象的だった。写真も結局は好き嫌いの世界なわけだけど、こういうひたすら我が道を行くタイプな人ってやっぱ格好良く見える。300円で結構中身の濃い、良い展示でありました。

公式HP
| かっつん | 22:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
吉村萬壱/バースト・ゾーン −爆裂地区

巻頭帯の煽りもそのままな、ハイパー・グロテスク・スペクタクル。
以下ネタバレ有りなのでご注意を。


3章構造で騙られるのは、常識を軽く蹴散らす破壊的黙示録。"見えない敵"=テロリンの殲滅が声高に叫ばれる島国(=日本?)。頻発するテロル、充満する不安と暴力の気配。そして煽動、煽動、煽動・・・
テロリンを殺せ!テロリン浄化!汝の愛国心が試されている!
日常を隙間なく埋めるシュプレヒコールが、強烈な熱狂により集団を興奮状態へと駆り立てる。強姦・リンチ・略奪・殺人が連続し、不明の論理によってそれが黙認される世界の様相。一方で、止むことの無いアジテーションにより感化された多くの人間達が、テロリンとの激戦場であるとされる【大陸】へ渡っていく。

第2章ではその【大陸】での現実が曝け出される。其処で待ち受けていたのは、テロリンという明確な敵ではなかった。其処に在ったのは、徹底した不条理に塗れた圧倒的な存在=神充。衝撃、恐怖、混乱と絶叫がシェイキンして踊り狂い、地獄絵図の光景がジェットコースター的スパイラルでメキョメキョケッチョンとアタマを犯していく。人が人が人がボロ切れのように蹂躙され一片の救いもなく惨殺されていく。極限状況下にてそれでも生きる"意味づけ"を行わんと足掻く人間共を嘲笑うかのように、漆黒の不条理存在が波状の体で襲いかかり其れらを根絶する。人間を人間たらしめるための"意志"を放棄した集団が曝け出す醜悪さもさることながら、あらゆるモノに必死に"意味づけ"を行い、常に"目的"を持ち続けなければ生きていけない人間存在そもそもの圧倒的な脆弱さが、否応なく浮かび上がって迫ってくる。

そして物騙りが進むにつれ、次第に明らかにされる国家の巧妙にして極悪なる手口。隠蔽された全貌に気づくことなく、意のままに泳がされ消費される一般大衆の悲惨なまでの愚挙描写からは、徹底した救いの無さや大いなる皮肉を感じる。そうした点も含め、根源的かつ普遍的なテーマを扱った作品なんであるが、それらをおもっくそデフォルメ拡大し、これでも喰らえっ!ってな具合の渾身の描写で叩きつけることによって、全体が異様な熱気と興奮で覆われるに至っている。音に例えるならそれこそstrapping young ladあたりのメタメタさ。究極怒涛の瀑布でござい。この作者を語るに必ず付随している「グロテスク」な描写は今作でも続出するんだけど、どれもその度合いが突き抜けてるので逆に皮膚感覚的な痛さはほとんど感じなかった。エンタメ心満載のグロさだね。と言いつつ、蟲が絡むスプラッターな場面はキツかったけど・・・しかしほんとにサクサク読めた。愉快でないのにモリモリ読める不思議な読中感。そして頭が絨毯爆撃で《殲滅》されたかのような濃密でドローンな読後感。笑うに笑えない究極のエログロ・エンタという面で、筒井康隆の諸作と似た感触も。有り余る力量と勢いを感じさせる良作だと思う。
| かっつん | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
珈琲でお茶を濁す part2

5月19日月曜日 ヴォアラnoモカ




5月20日火曜日 ヴォアラnoアニバーサリー



一番の飲み頃は5日前ぐらいに過ぎてもうたような感じだが
ヴォアラのアニバーサリーがめちゃ美味い。
酸味もあるのでもしかしたら本来はエスプレッソ向きじゃないのかもしれないが
スッ入ってきて最後にフルーティな甘さがパァッと広がる瞬間がタマランのです。

| かっつん | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
seesaw×さとうかよ


Tシャツを購入。昨年買ったseesaw(stofの別ライン?)というブランドを今年もまた。
以下ブランド・コンセプトを転載。


seesaw(シーソー)”は、グラフィックから発想するユニセックスカットソーブランド。
見る"see"+見た"saw"からの視覚的イメージと、1人では遊べない遊具“シーソー”から名付けられています。 シーソーでは、一般的に行われている洋服とグラフィックのコラボレーションの方法を可逆的に行っています。アーティストにある共通のテーマを投げ、戻ってきたアートワークから洋服のフォルムをデザインします。まず先にグラフィックがあり、そこから出発して、そのグラフィックが映える洋服をデザインするという方法。この方法を採用することによって、従来の足し算のコラボレーションではない、より魅力的な作品が産まれています。今季のテーマは「MEMORIES」





だそう。ほぼ即決で、さとうかよ氏の『隙間からみたヤマネコのダンス』というイラストが描かれたものに決める。昨年買ったのもこの人のもの。細い線描にて色々な有機が絡み付けられているデザインが好み。オフホワイトのほうが使いやすいけど、イラストのタッチが同じで色も同じだと些か面白みに欠けるので、もう1色のペパーミントグリーンのほうを選んだ。



イラストはステキだが、それをプリントしただけで8,000円って価格はなんだかちょっとボラれてるような気もするが(確か昨年もそう思った)、首周りの金銀刺繍や右肩甲骨あたりに配された(よく解らん紋章だが)刺繍ロゴなど、小憎いデザインがそうした不満を回避させてる気がする。ガンガン着込んで洗いまくっても平気なぐらい、縫製がしっかりしてるところは◎。毎年買い揃えていく楽しみも出てきそうな、08年初めのTシャツ。ちなみにこのさとうかよさん、現在原宿で個展を開催中だそうで。知っておれば東京行った時に覗いたんだけどなー。
| かっつん | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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