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フンデルトヴァッサー展@国立京都近代美術館
本日お昼から行ってまいりました。が、その前にまずは腹ごしらえ。
東山駅からすぐの商店街にある蕎麦処『なかじん』へ。



蕎麦通には有名なお店なのか、カウンターのみの店内はほぼ満席。
彼女が予約を入れておいてくれたため、スンナリと座れた。
場の雰囲気に飲まれやすいこともあり、いささか緊張。
よく分からないままに、粗碾きそばを頼む。

まずは蕎麦の匂いを嗅いでみてください。
と言われて出された蕎麦。
ブツ切で穀物然とした食感は、今までに食べたことのない感じ。
ツユで食べるより、塩のみで食するほうが美味かった。
しかしこういう時、某アイドルグループの食通氏のように
気の効いたコメントができればなー、といつも思う。
無理だが。
わー・なんか・すごく・ウマイ!
という毎度のアホなコメントに終始。
一度でいいから「麺の加水量が云々」などと言ってみたい。
あと10年は間違いなく無理だけど。
さすがに足りず、コースにすべきだったと後悔。

その後、てくてく歩いて近代美術館へ向かい、
お目当てのフンデルトヴァッサー展へ。



これまでフンデルトヴァッサーの作品といえば舞州のゴミ処理場しか知らなかったため、原色の乱れ飛ぶどこか毒々しいイメージを漠として持っていた。『自然との理想的な関係構築』を根源的なテーマとして掲げるフンデルトヴァッサーの作品は、強い色彩が入り混じった有機的な感触のものがほとんど。なのだけれど、その有機的に増殖する(というか既存の物体を浸食する、と言ったほうが正しいのかもしれないけれど)オブジェクトの大外には、しっかりとした骨太な枠組みが感じられ、例えばガウディの建築物のように、予測不能に蠢くモノに対するような不安感は感じない。むしろ非常に心地良い。有限的というのではなく、無限に可能性を感じさせる因子を内包した容れ物が、その容れ物自体が中の因子とともに伸張していく感覚、というのか。うーん、上手く言えない。なんか・むっちゃ・スゴイの(笑)

フンデルトヴァッサー氏の一貫したスタイルは何時も変わらないのだけれど、時代によって若干のニュアンスの違いが感じられ、80年代後期からのかっちりとした、幾分押し出し感を増した「完成した感の強い」作品群の壮麗な力強さも良かったものの、60〜70年代にかけての、それぞれの因子に浮遊するような柔らかさを感じる作品が最も好みだった。しかしホントにキレイな色使い!むやみに陽性の面を強調することなく、だからといって決して陰鬱でも無い独特の色彩渦巻く絵画群は、どれもほんとに鮮やかで、なおかつ独特の温度を伴って眼に映った。すっかりフンデルトヴァッサーの虜になり、会場を後にした。



会場を出ると、アララいつの間にやら曇り空。
小腹も空いており、彼女が下調べしておいてくれたお店へと向かう。
La Voiture(ラ・ヴァチュール)という喫茶店。
お婆ちゃんが作る林檎のケーキ「タルトタタン」が名物だそう。
数量限定だからあるかなー、と言いつつお店へ。
聞けばまだ普通にあるそうで(笑)、二人ともそれを注文。
たぶん数量限定というのは嘘だろう。
それか一日1000個限定とか。笑
お婆ちゃん猛烈に作る!みたいな。
なんて、ふざけてすみません。
きっとお婆ちゃんがたくさんいるに違いない。



そしてこれが噂のタルトタタン。
写し方が下手なので美味そうに撮れませんでしたが、
しっかりと煮詰められた林檎が柔らかな甘味を放ち
ホッとする美味しさ。落ち着きます。

降り出した雨とともに、ヒンヤリとした京都の町を歩き
明日から待ち受けている激務に思いを馳せ、
いささか鬱になりそうな気分に浸りながら帰る。
| かっつん | 19:03 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
Comment
こんばんは☆rossaです。
そのお蕎麦やさん☆めもめも〜☆です(笑)
あ。rossaもやっぱり、ガウディと知らず知らずのうちに比較?でもないけど、なんか、頭のどこか?で一緒に並べて見ていたような気がします。でも、この方の場合、自然に同化する気持ちがすごく強く感じられました。rossaも、全然知らない作家で、ちょっとどうかな?とも思ったのですが、さすが、京都国立近代美術館☆行ってよかった☆って思いました。ほんとは、30日からのフジタ展がすっごく☆楽しみ☆です☆コメントありがとう☆
Posted by: rossa |at: 2006/05/07 11:43 PM
コメントどうも。
あの蕎麦屋さんは予約していったほうがいいですよ。
かなり人入ってました。
でもホントに美味かった。

フンデルトヴァッサーは芸術家というよりも
思想家としての側面を強く感じました。
国立京都近代美術館、良い企画しますよねー。
前のドイツ写真展も面白かったし。
Posted by: かっつん |at: 2006/05/11 12:09 AM








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人と自然:ある芸術家の理想と挑戦 フンデルトヴァッサー展 2006/4/11(火)〜05/21(日) 京都国立近代美術館 奔放な色彩画家。であり、自然との共存の建築家。であり、環境運動の世界的活動家。でもある。フンデルトヴァッサー。<ロハス>が注目される今、既に
Art with You & rossa-blog | at: 2006/05/05 1:47 PM

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