村上龍の「ニューヨーク・シティー・マラソン」を読了。就寝前の3~40分読書で4日ほどかけて読んだけど、表題作を始めとして前半はその毒っけにかなりあてられた感じ。ちなみに一般的な「走ること」にまつわるフィーリングとはほぼ関係が無い内容であった。先に読んだ村上春樹/走ることについて語る時に僕の語ることが、音楽で言うところのAORのようなモノだったとすれば(ちょっと違うな)、この作品はゴリゴリのインダストリアル・ロックって感じ(うーん、これもちょっと違うな)。暴力の冷たい感触や、体液の生々しい匂いみたいなものが当初は過剰に感じられてあまり馴染めなかったが、一話ずつ読み進めるごとに不思議な浮遊感めいたものを感じ始めて、悪夢的だけれども夢特有の肉体を離れたところにある昂揚、みたいなものに最後はふわりと包まれていた。なんとも、不思議な感覚。
そんな11月14日木曜日。若干の寝不足を感じながら起床。少し疲れていたので、10km前後のジョグへ距離を下方修正してスタート。全身の連動性や下半身の大きな動きを意識して走っていたけど、キロ4半程度のスピードだとなかなかこうしたダイナミックな動きを実現できなくて歯痒い。動画で自分のフォームを客観的にチェックしてみるのも有効かもしれない。思っていたよりは疲れていなかったので、従来予定の15kmまで距離を延ばして、最後に250mのダッシュを2本。繰り返すほどにこうした速い動きの動作は改善されている感覚はある。そして今日履いていたペガサスターボ(初代)は、キロ4半前後でボテボテ走っていてもほとんどその良さが分からないけど、キロ4アンダーになると途端に気持ちの良い反発が感じられる。そして最後のダッシュ時のように、瞬間的にキロ3ぐらいまで上げても十分に対応するクッション性がある。というかこれぐらい速く走れるエリートランナー向けのシューズなのかもしれん。現状の自分は1kmを3分とかで走るイメージがまるで湧かないし、どうやったらそんな風に身体が動かせるのかがまるで分からないのだが。この1,2ヶ月ほど、フォームや身体の動き方について読んだり考えたりしたことは、これまで無かったかも。未だまだブレークスルーの兆しはないけど、蓄積した知識や感覚は、いつか何かのきっかけで大きく結びつく可能性もあるので無駄じゃないだろう。
晩ゴハンは鶏もも肉の黒酢照り煮。
11月15日金曜日。ジョグでフォームのチェックをしたい気持ちもありつつ、今朝は思い切ってランオフにして、代わりにストレッチとスクワットなどの補強をやっておいた。日中は特筆すべきこともなく。
晩ゴハンは昨晩に仕込んでおいたカムジャタン。気温が下がってきて、これからは煮込み料理が美味しい季節。冷え性の人を(うちの奥さんもだけど)見てると気の毒でなんとかしてあげたいと思うけど、個人的にはやっぱり暑い夏よりも冬のほうが過ごしやすくて好きだな。
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