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【レース】第8回京都マラソン

~5km 19分54秒(251位)
スタートロスはなんと別大よりも短く、わずかに5秒。スタート直後のカオス具合も、4年前の記憶と比べてはるかにスムーズで、1kmも走れば適度なスペースが確保できる状態になった。今日の目標は先に書いたように、ある程度余力を残してキロ4で走り、サブ50でまとめられれば、というもの。しかし入りの1kmはいきなり4:05/km。同じようにリラックスして入った別大のそれが3:47/kmだったのと比べると、我ながらその違いに驚く。アップ時に全体的に脚の疲労は抜けていて状態は悪くない、と感じたのだが、一点だけ、なぜか右のふくらはぎにごくごく軽微な筋損傷のような痛みがあり、これがもしかしたら大きな怪我に繋がるのではないか、、、と不安になりながら走っていた。結果的に3~4km走ったところで痛みは気にならない程度に収斂したので、大事ではなかったよう。ペース的には設定どおりのキロ4アンダーのLAP刻み始めるも、イメージしていたような「余裕」はあまりない。嵐山高架橋へ右折する少し手前あたりで、個人的にblogの再開を心待ちにしているくまごろうさんに追いつき、少しだけ並走しながらお話しせてもらい、元気をいただいて先へ。


~10km 20分01秒(234位)
予報通り北西からの向かい風。それほど強くはないものの、日影で風を受けると一気に体感気温が下がる。少し大柄なランナーの後ろにつかせてもらい、京都マラソン名物の序盤のアップダウン区間へ突入。一つ一つの上り下りはそれほど大したものではないのだが、それが繰り返されることで地味に脚が削られていく。しかし周りのランナーもまだ元気なので、特に下りではペースを上げすぎないよう意識すると少し離れてしまう感じ。4年前の自分のblogで、9km地点から1kmほどの上りが最もキツい、と書いていたのを思い出しながら、この辺はキロ4を超えても下りで挽回すればOKと考えながら走っていた。


~15km 19分40秒(221位)
10km地点の仁和寺でお坊さんがずらりと並ぶ大応援団を横目に、相変わらずこのような逸話を思い出しながら、今日はお好みの稚児はおったのかしらん?などと考えながら通過する邪なワタクシめ。コース的には曲がりくねったアップダウンが続いてラクではないけど、いかにも京都らしい特色のある景色が続く前半区間はやっぱり面白いなと思う。10km以降の給水は全て摂るようにしていたけど、別大と比べるとコップひとつあたりに入っている水分量が少なく、一つだけだと足りない感じ。

 

~20km 19分42秒(201位)
感覚的には北向きに上っている感じがするんだけど、実際はそれまでよりもペースが上がってくるのがこの区間。身体が暖まってきて一番気持ちよく動く距離だからかもしれない。試走も含めて4年前に2回走っただけのコースなのに、かなり細かいところまで含めて景色や展開をよく覚えているのが不思議。たくさんの方が応援してくれる商店街から鴨川沿いへ出て、対岸を折り返しているランナーを遠目に淡々と走る。

 

<中間点> 
沿道の電光掲示板で1時間23分30秒ぐらいなのを確認。予定に対して50秒ぐらい貯金があるけど、やはりイメージしていたよりも余裕がなく、少しマズいなと弱気が顔を覗かせる。この辺りで今日最初の補給。Trail Butterを取り出してちびちびと摂取。

 

~25km 19分35秒(186位)
北大路通りを東西に往還するこの区間は、4年前にも書いてたけど少し苦手。折悪しく集団らしい集団もなく、単独走気味に走っていたが、それまでと比べて体感スピードが落ちていることがはっきりと分かり、もしかしてもう脚が終わってきている!?とさらに不安が増す。ただ、折り返すとまたペースが戻って体感的なキツさが和らぎ、視覚的には分からない程度の上り区間だったのか?と思いながら再び4~5人の集団に位置する形で距離を刻んでいく。

 

~30km 19分44秒(174位)
が、植物園に入ったあたりでキロ4弱を刻むその集団についていくのが少しキツい感じに。4年前は景色が変わって良い気分転換になる、と感じた植物園内のコースが、今回は逆にしんどく感じる。かなり余裕がなくなってるなと思いながら、2RUNを摂取しようとするも、なかなかポケットから取り出せず、取り出して開封してからも錠剤がうまく取り出せず、結局は1粒を落としてしまってこの間にペースも落ちて取り残されてしまい、一瞬気持ちが切れかけた。手袋を着用してるとどうしても指先の感覚が鈍くなるので、こうした作業にストレスを感じることが多い。2RUNの錠剤を取り出すやり方については、何か改善方法を考えねば。。

 

~35km 19分50秒(153位)
キロ4ペースの維持にほとんど余裕がなくなってきた。ただ、30km地点過ぎ、出雲路橋の辺りでお義父さんが応援に来てくれるというのを聞いていたので、河川敷に下りてからはひたすら沿道にその姿を探す。31km地点で姿を見つけ、2回ぐらい「お義父さん!」と呼びかけたら気づいてくれ(1回目の呼びかけには、隣に立っていた知らない親父が反応したのだが笑)、背中に「おぉ、頑張れ!」という声援をもらった。この辺で少し盛り返しつつ、4年前にここを走っていたときよりあまり余裕がない感覚で、その時よりも長く感じる河川敷区間をクリア。この辺りで時々blogを拝見しているUさんを含む5~6人のグループが形成され、ゴール手前までほぼこのメンバーで行くことに。その中の一人、植物園のあたりから一緒に走っている阪神タイガースのTシャツ着た方は、荒い息遣いからして間もなく脱落するかな?と思っていたけど、力強い走りで最後のゴール直前まで一緒だった。沿道から何十回も「タイガース頑張れ!」という声援を浴びていたのが印象的。ここら辺からは脚が攣ったり失速したりして前から落ちてくるランナーの数も増えてくるため、落ち気味のイーブンペースで走っていても順位はどんどん上がっていく。

 

~40km 20分27秒(125位)
いつもなら35kmを過ぎると脳内カウントダウンが始まってキツさが誤魔化せるんだけど、この京都マラソンに限ってはここから一番厳しい区間が待っているため悲壮感しか湧かない笑。35km通過が2時間18分30秒だったので、残りを4:20/kmでいってもサブ50は可能だと計算。できるだけ貯金を切り崩さないよう距離を延ばしていくことだけを考えていた。記憶だと36~39kmは厳しい上りで、壁のようなそれが眼前に広がるイメージがあったのだが、実際は視覚的にハッキリと分かるぐらいキツい斜度の区間はほとんどなく。ペースはキロ4をオーバーするも、予想していたようにキロ4半近くまで落ちることはなく、上りきったところで折り返して40km地点を通過。

 

~finish 8分31秒(117位)
ラスト2kmは下り基調。もう間違いなくゴールへ辿りつける、この苦しい時間から解放される、というなんとも言えない安堵感。最後の給水はパスして、どこからスパートしようか考える余裕もありつつ残り1kmの地点からペースアップ。ログを見るとラスト400mは3分30秒台まで上げる形で平安神宮の大鳥居を見ながらフィニッシュ。

 

【記録】2時間47分29秒(グロス)  男子総合117位
平均心拍:153bpm
平均ピッチ:199spm
平均ストライド:1.27m

| かっつん | 20:32 | comments(2) | - | pookmark |
Comment
河川敷の終わりから並走させて頂いたものです。集団に付かせていただいたお陰で、苦しい終盤も比較的らくに走れました。どうもありがとうございます。最後のスパート、皆さん速かったですね。35km通過タイムからサブ50達成に必要なペースまで走りながら暗算できるのも凄いです。
連戦で大変かと思いますが、無事の快走をお祈りしております^_^
Posted by: Uke |at: 2019/02/20 7:00 PM
Ukeさん

コメントいただきありがとうございます!
たしか2017年の大阪マラソンのレポだったと思うのですが、Ukeさんのblogに巡り合い、以降よく拝見させてもらっていました。なので今回河川敷区間で背中が見えた時に一人でちょっと盛り上がってたのですが笑
自分はあの集団の中で前を引けることがあまり無かったんですが、一緒に走らせてもらえるとほんとに楽ですし、頑張れますよね。
さすがに1週間では身体の回復が追い付かない感じでなかなか厳しそうですが、初めての姫路城マラソンなので楽しんできたいと思います♪
Posted by: かっつん |at: 2019/02/21 9:09 PM








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