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どんてん生活/99年/90分・カラー


監督:山下敦弘
出演:山本浩二 宇田鉄平 康季丹 前田博通 今枝真紀
概要:山下敦弘監督初の長編作品。パチンコをこよなく愛する無職の青年、努。今日も朝からは真冬の冷たい風に吹かれながら開店前の時間をボーッとやり過ごしていた。するとそこへ頭をポマードでガチガチに固めた特大リーゼントに真っ赤なカーディガンを羽織った男が努の横に並んできた。その異様な風貌に圧倒され、平然を装おうとする努だったがその男、南紀世彦は買ってきた缶コーヒーを努に差し出しながら声を掛けてきたのだった。




というくだりが有るには有るのだが、言うなればこの90分間の作品に収められているのは、職も無いすることも無い、時間はまぁ有る、そして不安や焦燥多いに有る、という男2人を取り巻く日常、そして心象風景。

まぁ本当にこの山下敦弘という監督は巧い。というか撮る力をヒシヒシと感じさせられる。どこにでもありそうな日常の群像劇から醸し出される閉塞感や焦燥感、何とも言えない不安定で居たたまれない空気といったものが、画面を通じてびしびしと伝わってくる。また一方で、そうした感情によりジワリジワリと追い詰められ、フトした瞬間に人間が"壊れて"しまう、その一線を越えるか越えないかの狂的な瞬間の描写など、相当にリアルで説得力がある。どちらかと言えばかなり重い空気に席捲されていながらも、そこから洩れ来るなんとも言えずユーモラスな瞬間が多々あるのも、この監督の作品の中毒性を高さの原因かもしれない。

とりあえず、毎年この時期にうじゃうじゃと湧いてきてはアチラコチラで世間知らずな馬鹿話を人目も憚らず大声でのたまっているバカ新採どもが見たならば、フフン駄目人間めと鼻で笑って終わってしまいそうな内容の作品であるが、そいつらに1年後(あるいはもっと早い時期かもしれないが、、、)社会の辛酸を舐めなんやかんやと思い悩むようになった後に観たならば、かなり感じ方が変わりそうなそんな作品。

・・・

というわけで全く上手くまとめられませんでした。
| かっつん | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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