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鳥羽へ小旅行

 


11月27日日曜日。昨晩も夜中に起きるとやはり右膝は痛んだが、超簡易なマッサージとストレッチが有効なことは間違いなく、痛みのレベルが一段階下がった感じ。とりあえず走っても日常生活に障るような悪化はなさそうだったので、今朝も短時間のジョグをすることに。やはり走り出して1kmもいかないうちから右膝が痛み出す。気を紛らわせるために、右脚が蹴り出しの際に地面を擦る回数を数えていたが、結果的には11km走るうちに52回も擦っていた。ふだんなら1度もないことなので、やはり身体の動きが相当異常になっているっぽい。数値的にも、GARMINのRDPで計測した左右バランスが左47.3%右52.7%となっており、普段左右差が0.5%以内であることからやはり常にない状態であるのがわかる。今朝もすぐに右脚全体が痺れるような感覚になり、満足に走れない歯がゆさを感じながら帰宅。

 


そこから急いで準備をして、9時前に家を出た。今日から奥さんと一緒に、1泊2日で鳥羽へ。今年は国内旅行にほとんど出ていなかったので、温泉と美味しい料理を楽しむだけの近場旅行をと適当に決めたもの。10年前に行って、ディナーが美味しかったホテルを予約しておいた。大阪難波から近鉄特急に乗り換え、鳥羽まで2時間弱。

 

ビスタカーの2階席は空いていて静かで快適だった。

 


丸10年ぶりに訪れた鳥羽。前回の記録がちゃんと残っているのが我ながら凄いなと思う。電車の中で決めた食事処「浜幸」で日替わりランチの海鮮丼。観光地価格なのでお得感はあまりない。

 


その後、鳥羽水族館へ。

 

開館から40年以上経つ老舗の水族館で、飼育環境下のジュゴンが見られる日本で唯一の水族館として有名らしい。コンパクトな施設だが、飼育種類数は国内最大級とのことで、3時間超の滞在でもまだ時間が足りないぐらいだった。

 


鳥羽駅に戻り、送迎バスでホテルへ。荷物を置いてさっそく温泉へ。水風呂もついていたので、温泉⇔水風呂の交代浴をしながら、ハムストリングスを入念に伸ばしておいた。

 


楽しみにしていた晩ごはん。腹ペコのおっさんにはちょっとポーションに物足りなさを感じたけど、それでも十分満足いく内容。
酔いをさましてから再び温泉へ。今度はあまり長湯せず、23時前には就寝。

 


11月27日月曜日。6時10分に起床。温泉+ストレッチのケアのおかげで、右膝の痛みは昨日よりもさらに減少。予定通りホテル周辺のジョグへ。

 

 

ちょっとした丘の上に立つホテルなので、走り出すとすぐに町中へと向かう下りになる。10〜15分ほどは、膝は痛み手前の違和感レベルで推移。右脚が地面を擦る回数も昨日の半分以下に減っている。ただ、距離が延びるとやはり右脚全体の痺れや、腰回りの鈍痛が発生してしまう。あまり距離を延ばして帰れなくなると不味いので、鳥羽駅周辺で折り返し、下ってきた坂道を上り返して10km強で終了。すぐに温泉へ入り、交代浴をしながら1時間ほどケア。

 


朝ごはんを食べて、10時半頃にチェックアウト。今日も雲一つない快晴。10年前に鳥羽を訪れた際は元旦の伊勢神宮参りをしたが、今回は奥さん希望のイルカ島観光へ。志摩マリンレジャーが運航する遊覧船で向かう。

 


鳥羽駅に隣接するパール名店街。2008年廃業とのことだけど、窓ガラスの割れなどもあまり見られず、廃墟としてはかなり良好な状態のよう。

 


こちらは港に停泊し、現在メンテ中の竜宮城号。

 


乗船したのはマーメイド号。公式サイトの時刻表だと平日は小型船のみの運航になっていたけど、わりとお客さんが多いから動かしているのかしらん?

 


ちなみに奥さん情報では、江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』のモデルは鳥羽の離島(神島?)だという説もあるのだとか。今回は立ち寄らなかったが、近くには江戸川乱歩館(2021年に火事で全焼、2023年4月にリニューアルオープンした)もある。

 


今回立ち寄ったイルカ島はといえば、上陸時には少なからず丸尾末広先生が描いたパノラマ島的な、どこか隠微な「レトロ」さを感じたのは気のせいだろうか。

 

上陸してすぐにイルカのプール。リフト(有料400円)もあるが、利用者が少ないのであまり動いていない。小高い山上にカワウソがいたり、アシカショーをやっていたりと、昭和の匂いを色濃く感じる空間。良くも悪くも、令和の倫理観では作ることができないだろう場所。

 


ちょうど2時間の滞在。再び遊覧船で鳥羽駅のほうへ戻る。

 

小腹が空いたので『七越茶屋』にて伊勢うどんと牡蛎フライをいただく。もっちりとした太い麺と、しょうゆベースのタレが絡み合った伊勢うどんが思いのほか美味しくって大満足。こちらも50年近く続く老舗なのだそう。

 

駅周辺で自分用の土産物を買い、帰路は観光特急「しまかぜ」に乗って大阪まで。しまかぜの乗り心地は超快適だった。鳥羽はまた、10年後に再訪しても面白いかな。

| かっつん | 20:56 | comments(7) | - | pookmark |
【レース後〜福井観光】第9回金沢マラソン


更衣を済ませて無料シャトルバスで金沢駅へ。レース前には『8番ラーメン』か『ゴーゴーカレー』を食べようかなと考えていたが、終わった後の身体が求めているのはスイーツな感じ。急ぎスマホで検索し、駅近の『華ふぇMURAKAMI』というお店でパンケーキをいただいた。

 

がしかし、もっちりフワフワの期待を裏切るパサついた固さにガッカリ。ジャムやフルーツのクオリティも低く、まったく美味しいとは思えなかった。

 


金沢駅でお土産をいくつか購入。スタバでラテを買い、13時20分発のサンダーバードで芦原温泉へ。来年3月の北陸新幹線「敦賀〜金沢」間開通を控え、ここ芦原温泉駅も施設が物凄く綺麗になっていた。ちなみに新幹線開通によってサンダーバードは敦賀止まりとなるようで、来年も金沢マラソンに参加する場合、敦賀での新幹線乗り換えが必要になるみたい。

 


宿の送迎バスに乗った途端に豪雨。

 

今晩の宿泊先は『あわら温泉 美松』。通り雨が去り、虹が出ていた。

 

《写真は公式HPより》

 

荷物を置いて早速温泉へ。無色透明の単純泉でお湯の良さはダイレクトには感じにくかったが、巨大な浴場が相当に気持ち良い。滝状に配された湧出口から迸る湯の轟音。半円式ドームは開閉式らしいがこの日は閉じていた。水風呂もあったため、交代浴で2時間近く堪能。

 


晩ごはんは宿から1kmほど歩いたところにある『福乃家』という蕎麦・うどん店。越前そばと天丼のセットに、カレーうどんも追加。食べログの評価はかなり高かったが、特にびっくりするほど美味いということもなく。宿に戻って再び1.5時間ほど入浴し、22時半頃に就寝。

 


10月30日月曜日。レース当日あるあるで、夜は脳が興奮しているせいでほとんど眠れず。6時過ぎに起き出して温泉に入る。身体の状態は右膝内側に少し強めの痛みがあり、左ハムストリングスの膝に近い部分が張っているぐらいで筋肉痛はなし。

 

9時前に宿の送迎バスで再び粟原温泉駅へ。

 


今日は今夏にリニューアルした福井県立恐竜博物館へ。10月から実証実験として運行されているあわら発の直行バスを利用した。あまり周知されていないのか、乗客はなんと自分一人だけ。この利用状況だと本運用には至らないかもしれない。道中、法定速度を大幅に下回るノロノロ運転の高齢者カーにバス運転手が舌打ち連発してイラついているのを聞きながら、予定時刻より10分ほど遅れて恐竜博物館に到着。

 


まずもって建物がカッコイイ。設計は黒川紀章。昨年の長崎旅行でも野母町の恐竜博物館へ訪れ興奮したが、こちらは施設規模が段違いにデカい。

 

鑑賞時間を2時間弱しかとっていなかったが、完全に時間不足だった。展示の説明などしっかり見るなら、この倍の時間は必要だったか。

 


帰りは路線バス+えちぜん鉄道を利用して福井駅まで。平日昼下がりの勝山駅ののどかさよ。

 

えちぜん鉄道福井駅の駅舎も非常に綺麗。木の匂いがして気持ちが良い。

 


福井ではソウルフードのソースカツ丼を食べるためヨーロッパ軒総本店へ訪れる予定だったが、念のため公式HPを確認すると本日臨時休業日。仕方がないので、駅前施設に入った「福福茶屋」というお店で越前そばとソースカツ丼のセットをいただく。あわせて福井の地酒・黒龍も。駅前の観光客相手のお店だろうとあまり期待していなかったが、蕎麦打ちも店内でされていて、昨日食べたお店と遜色ない美味しさ。ソースカツもかなり旨くて満足。何より福井のブランド米「いちほまれ」が最高に美味しい。自宅と実家用にお土産を買い込み、『若廣』の焼き鯖寿司と地ビールも購入して16時44分発のサンダーバードで神戸へ帰る。19時半頃に無事帰宅。

| かっつん | 21:04 | comments(0) | - | pookmark |
長崎旅行2〜恐竜博物館と山と坂道

 


12月16日金曜日。5時55分のアラームで起床。当然ながら外は真っ暗。着替えて外へ。前日からニュースで大寒波が!と騒いでいたわりに寒さは感じず、昨日の神戸より暖かいぐらい。ただ街灯が少なく路面がほとんど見えないためヘッデンは必須。走り出してすぐに、真っ暗な漁港から中国語と「マラトンラナー(marathon runner?)」というフレーズが聞こえてきたりした。知らない場所だけに路面状況には終始神経を使っていたが、ほぼすべての区間に歩道があり、その点では走りやすかった。樺島大橋を渡って少し行ったあたりでUターン。残念ながら日の出まではまだ時間があり、島の景色を望むことはできず。

 

ホテル近くまで戻り、展望広場まで上って1枚だけ撮影。

 


部屋に戻り、温泉に入ってから朝食へ。事前に和洋どちらかを選べる形式で2人とも和食にしたが、これがなかなか美味しかった。自分に関して言えば、普段の食事量が多すぎるのもあって全般にもう少しボリュームが欲しいところではある(ごはんはお代わりできる)。

 


10〜12時台は長崎市街へ帰るバスがないので、ゆっくり11時にチェックアウト。徒歩10分ほどのところにある長崎市恐竜博物館へ。

 

恐竜博物館なんてあまり行った記憶もなかったから、ワクワク感が半端ない!えらく人懐っこい小学生に話しかけられたりしつつ、彼らがいなくなってからは自分と恐竜しかいない空間を堪能。個人的には、地球上に多細胞生物が現れてから5度の大量絶滅(最も有名?なのが大型恐竜が絶滅した白亜紀の絶滅=4回目)が発生しており、人間の環境破壊行為が原因で6度目が現在進行中だという事実(しかも物凄い速度で)にあらためて衝撃を受けた。この恐竜博物館は期待値以上の内容で大満足。併設された軍艦島資料館も見学し、バスまでまだ時間があったので、地元物産を販売するお店で練り物などを複数購入。かなり割安でお得感があった。

 


展望台から軍艦島の姿を見納め、14時前のバスで長崎市街へ戻った。

 

今日の宿はみんな大好きドーミーイン。金曜日というのもあってか宿泊客多数で賑わっていた。こちらでも早速温泉に入り、部屋でゆっくりしてから晩ごはんへ。

 

事前に予約していた「凛々丸」という居酒屋へ。

 

長崎は鯨肉の消費量が日本一だそうで、奥さんリクエストにより刺身の盛り合わせに鯨の赤身を加えてもらった。鯨って小学校の給食で竜田揚げが出てたよね?刺身はもちろん、長崎の郷土料理「ハトシ:蝦多士(ハートーシー)」→蝦=エビのすり身を多士=食パンで挟んで揚げたものや、自家製タルタルソースでいただくアジフライなども美味しかった。

 


食後は夜の新地中華街や眼鏡橋まで足を延ばして散策。ホテルに戻り、再び温泉へ(本日4回目)。ニュースでは明日は天気が崩れ、強烈な寒波が入ると言っていたが、朝ランで稲佐山登山道を走ってみようとコースチェックをして23時前に就寝。

 


12月17日土曜日。昨晩は眠りが浅く、半分起きているような状態で微妙にイヤな夢を見るうちに朝に。ふとスマホを見ると、起きる予定だった5時55分を30分以上過ぎていた。誤ってアラームを曜日指定でセットしまっていたみたい。。あれだけコースを調べたのに朝ランはDNSに。まぁ、雨も降っていたのでリスクを考慮すると走らないほうが良かったんだと思うけど。運動しないと身体がスッキリしないのは確か。とりあえずホテルの温泉へ入って、お腹もすかないので朝ごはんはなし。ホテルのすぐ近くに6時半の開店あら行列ができるというほど人気のパン屋「ブラッドアー・ベーカリー」があったけど、そんなに並ぶのはイヤだったので諦めた。
9時半頃にチェックアウト。

 

今日は大きな予定はなく、市街地の各所にある「坂」を中心に散策。

 


途中、奥さんリクエストで長い長い階段を上り(googleによれば1.1kmで獲得標高135m)、風頭山の山頂に位置する長崎凧(ハタと読む)のお店『小川ハタ店』へ。現在3代目の店主・小川暁博さんは70歳を過ぎているとはとても思えないパワフルさで色々と話をしてくれた。

 


時間があればここから亀山社中跡など坂本龍馬の足跡をたどる史跡コースを散策するのだが、我々は早めのランチへ急ぐため、来た道を一気に下って市街へ戻った。

 


長崎のB級グルメ「トルコライス」を食べようと『ニッキー・アースティン』へ。11時過ぎなので並ぶことなく入店できた。とんでもない数の組み合わせがある中、しばし迷ってチキンカツと2種のコロッケ、デミグラスとホワイトソースが楽しめる406番(だったと思う)を。奥さんはハンバーグとコロッケ、カレーピラフとオムレツ、スパゲッティが楽しめる703番(だったと思う)を注文。サーブされるまでが結構早かったが、フライ系は揚げ立てすぐ!という感じではなくある程度作り置きしている感じの味。ソース類や味付けも全般に老舗洋食店のレベルが高いそれと比べてしまうと見劣り(味劣り)がしてしまうのは確か。とは言え、家で自分で作ろうと思うととんでもなくめんどくさいトルコライスなので、こうして外食で楽しむのはいいとは思う。

 

その後も引き続きブラブラと散策。

 

大浦天主堂やグラバー園は時間がなかったので外から眺めるだけ。街の景色としてはやっぱり神戸のそれとの親和性が非常に高かった。

 


長崎駅まで歩いて戻り、お土産を多数購入して15時16分の高速バスで長崎空港へ。

 

16時に空港へ到着し、ここでもまたカステラを買うなどして17時20分のフライトで神戸へ。19時過ぎには自宅へ無事到着。とにかくも念願の軍艦島を訪れることができた、満足度の高い旅だった。

| かっつん | 21:01 | comments(0) | - | pookmark |
長崎旅行1〜軍艦島

 


12月15日木曜日。昨晩は旅行準備でバタバタとして寝るのが遅くなってしまった。睡眠不足感もありありなので、距離を短縮してジョグへ。暗がりで転倒して旅行DNSなんてことにならないよう気をつけながら13km。身体の動きは悪くなかったが、スピードは上がっておらずave.4:19/km。

 


帰宅して急いで準備。8時過ぎに家を出て、9時ちょうどに神戸空港へ到着。9時40分のフライトで長崎へ。今回の航空券は片道4,800円/人と激安だった。

 

長崎空港から高速バスで市街へ。50分ほどで新地中華街に到着。

 

長崎最初のゴハンは『天天有』でちゃんぽんと特皿うどん。人気店なので並んでいたらどうしよ?と言ってたけど、平日なので8割ほどの人の入りだった。特皿うどんは通常の皿うどんよりも砂糖マシマシで甘めな味つけ。お腹が空いていたのもあって一気に平らげてしまった。

 


時刻は12時半。ここから今回の旅のメインである軍艦島クルーズへ出発すべく、歩いて常盤港のほうへ向かう。当初は明日の午後に予定していた軍艦島だけど、天気予報の関係から今日のほうが上陸可能性が高いだろうと直前で変更。クルーズ船は各社が運航しているが、自分たちが今回選んだのはその中でも老舗のシーマン商会。

 

13時頃に到着し、あらかじめ記入していた誓約書を提出して乗船。眺めが良いのは外側席の右側だとの奥さん調べがあり、その席をゲットできた。乗船時にもくどいぐらいに説明されるが、波高計が50センチを超えてしまえば軍艦島への上陸はできず、船で周遊するのみとなる。12月は全般に上陸率が高くないそうで、皆とにかく天気や風、波の高さが気になってソワソワしている感じ。ちなみに一昨日、昨日と上陸できておらず、昨日は波浪警報が出て船自体が欠航となっていた。

 


13時40分に出航。海と山が近接し、三菱重工のドックが並ぶ景色は神戸との近似を思わされる。

 


2〜30分ほどで、前方右手に軍艦島が見えてきた。桟橋に別会社のクルーズ船が停泊しており、どうやら今日は上陸ができそう!?と期待が高まる。

 

軍艦島を周遊し、高まった期待のままに「波高計は40センチ。上陸可能です!」とアナウンスがされ、歓声が上がる。

 


軍艦島=世界遺産の島というイメージがあるが、実際は世界遺産に認定されているのは明治期に施工された一部建造物に限られているのだそう。今日も保存のための工事が行われていたが、もはや手の施しようがない大部分の建造物については長崎市も保存対象外としており、年月とともに朽ちていくのを見守るしかない様子。実際に大半の建物はいつ崩れてもおかしくないような状態で、地震や大きな台風が来れば、現在の「軍艦島」のシルエットが消え去ってしまう可能性は高い。


さっきから軍艦島、軍艦島と言っているけど、正式名称は端島。ガイドの方も仰っていたけど、ここで生まれ育った人たちからしてみれば、こうして一般の観光客らとともにクルーズ船でしか訪れることができない"故郷"に対して複雑な感情を持たれていることも少なくないのだろう。加えて、ともすれば世界遺産化された島の"光の面"ばかりが強調され紹介される現在の状況ではあるが、閉鎖空間下の超過密人口での生活や、塵肺を原因とする者も含めれば途轍もない死亡率だった炭鉱労働(朝鮮人らの強制徴用もあった)のことを思うと、日本産業の発展のために犠牲になられた多くの方々のことを考えると重い気分に包まれる。

 


上陸時間は30分ほど。再び乗船し、無事に帰港した。上陸できるかどうかは運次第だったので、それが叶って本当に良かった。

 

新地中華街でロッカーに預けていた荷物を取り、路線バスで野母方面へ向かう。今日の宿は軍艦島が見える「ocean resort nomon長崎」。バス停からホテルへ向かう途中、えらく太って毛並みのいい野良猫が複数匹いた。

 

バリアフリー仕様の室内はちょっと介護施設っぽくもあるが、天井も高く、部屋も広くて快適。残念ながらヤシの木がちょうど邪魔をする形で、バルコニーからは軍艦島が見え難かったが。


荷物を置いて、さっそくお風呂へ。ここの温泉は日本有数の高濃度炭酸泉ということで期待していた。一般的なスーパー銭湯にある炭酸泉だと身体中に気泡がつくのでそのイメージがあったのだが、やや濁った温泉からは"炭酸"という感じはしない。加温された浴槽と、源泉31℃の浴槽があり、この一瞬「冷たい!」と感じる源泉浴槽にじっくり浸かっているのが気持ちよかった。泉質としては身体の保温効果は低め。基本的に硫黄泉などの強い温泉のほうが好みなのもあって、ちょっと期待が大きすぎた印象。

 


7時半から夕食。新鮮な海の幸を多用したイタリアンで全般に平均的な印象。食後に再び温泉に浸かって、明日の朝走るコースを簡単に確認して就寝。

| かっつん | 20:55 | comments(0) | - | pookmark |
【絶景のお釜へ】山形〜仙台旅行2

山形新聞には『芋煮会天気情報』が載っているという奥さん情報。

 

9月30日金曜日。旅行先の宿あるあるで、空調と寝具が自分の体温と合わず、昨晩は「ふとんをかけると暑い」「かけないと寒い」という状態でほとんど眠れないまま朝に。5時25分に起床し、ジョグへ。真夏用の半袖ウェアとタイツで外に出たけど、ホテルを出た瞬間に「寒っ!!」とチョイスを誤ったことに気がつく。道路端の気温計は9℃の表示。寒すぎて、ペースを上げて走らないと風邪をひきそう。

 


宿泊先の標高は900m前後だったと思うけど、少し下った先の橋からは↑のような綺麗な雲海を見ることができた。近辺をぐるりと回った後に、昨日目をつけていた蔵王スカイケーブル下のゲレンデへ向かう。下から眺めていた時は走れそうだと思っていたが、いざ実際に行ってみるとすぐに「これはアカンやつや」と気づかされる。

 

後で調べてみたらスカイケーブルは距離1,636m/高低差342mだそうで、そら走れんわなと。途中どこで引き返そうか?とそんなことばかりを考えつつ、かと言って止まると寒くて身体が固まってしまいそうでもあり、なんだかんだとパワーウォークまじりで山上まで行ってしまった。

 


昨日一度訪れたドッコ沼を再訪し、今度は激下りの坂道を文字通り「転げ落ちる」ように走っていく。「止まりたくても止まれない」斜度に腰が引けつつ、着地衝撃で耳からイヤホンが転げ落ちるなどしながら、あるいは沿道の藪の中で大きな動物がガサガサッと動く音にもビビりまくりながらなんとか無事に下界へ到達。トータル10kmで獲得標高500mとなかなかのトレーニングになった。

 


身体が冷えないようすぐに温泉へ入って汗を流し、バイキング形式の朝食でいつもながらにしっかりと食べる。

 


9時半頃にチェックアウトし、今日は蔵王ロープウェーで山頂へ向かう。本日もまた、雲一つない快晴。今年は旅行先での天候に恵まれないことが多かったので、今回の晴天は望外の嬉しさ。今朝のランニングで大腿前面に少なからず筋肉疲労が出ていたが、奥さんと一緒にこの旅行でのメインイベントである「蔵王のお釜」を目指して歩く。

 


ロープウェイ「地蔵山頂駅」からは整備された登山道が続き、アップダウンもそれほどキツくないため、初心者でも靴さえしっかりしたものであれば問題なく歩けるコース。絶景の稜線を前に、開放的な気分を満喫しながらゆっくりと歩いてお釜の方面へ。

 

天気も最高だし、お釜へ近づくまでは前後に誰もいない時間帯も多く、心の中で「最高かよ」と何度も呟いていた、ような気がする。

 


もともと今回の旅行、奥さんが「火口湖を見たい」と言ったことから始まったもの。いよいよその景色が眼前にバーン!と広がった瞬間の興奮がどれほどだったかは言うまでもない。

 

火口に落ち込む縁に立つと想像以上に高所感があって怖い。今年の4月に火口湖に落ちて亡くなっていた方もいたな。

 


苅田岳のほうまで行ってから折り返し、ゆっくり歩いて地蔵岳のほうへUターン。歩いていた時間はちょうど2時間。所要時間はトータルで2時間半ぐらい。レストランで甘〜いココアを飲んで休憩し、ロープウェイで下山。

 

ちなみに蔵王ロープウェイは本日までが往復3,000円、明日10月1日からは3,500円に料金改定されるということで、ギリギリのタイミングだった。

 


ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取り、その荷物を今度は蔵王BTのコインロッカーへ預けてから昼ごはん。ジンギスカンといえば先に行った北海道が思い浮かぶが、ここ山形もジンギスカン発祥の地として有名らしい。ということで先にチェックしていた「ろばた」さんへGO。ジンギスカン1人前が1430円。ごはんは275円。セットや定食もある。ススキノでいただいたジンギスカンもめちゃくちゃ旨かったが、本日こちらでいただいたそれも劣らず美味。クセのないラム肉の甘い脂を堪能しながら白ごはんをかっ込む幸せよ。そうそう、山形といえばお米はつや姫、昨晩の宿でいただいたそれも本っ当に美味しかったけど、肉との組み合わせによってまた違った輝きを放つお米たちである。ちなみに食料自給率の低さが言われる日本(66%らしい)において、山形は189%と圧倒的に高いそれを誇っているらしい。野菜もお米も果物も、地の物が最強に美味しいって本当に素敵。

 


少なからぬジンギスカン臭をまといながら、歩いて蔵王大露天風呂へ向かう。こちらがまた結構な激坂で、平均勾配10%前後の坂道を1kmほど歩いていくことになる(歩いている人はほとんどいない)。

 

いざ入ってみると「思っていたより小さいのね」というのが正直な感想。洗い場もないため入浴料700円は少しお高い感じもした。

 

それでも木漏れ日の中の露天でホゲーっとして、帰りに『田中こけし屋』さんへ立ち寄り。こちらでは「蔵王高湯系」と呼ばれる蔵王伝統のこけしを製造販売している。バスまであまり時間がなかったので長居はできなかったけど、お店のお婆さんに色々とお話を聞かせてもらった。現在は↑の系図にあるように田中恵治さんが残るのみで、この方も70代半ばと高齢で後継者はいない、とのこと。こうして伝統文化がまた一つ消えていってしまうのかと思うと、どうしようもないことだけど寂しい気持ちになる。

 


その後、蔵王バスターミナルから今晩の宿をとっているかみのやま温泉へ向かう。直行便はないため「表蔵王口」で乗り換えが必要。なぜかバスが15分ほど延着して待たされたが、理由は不明。天気が良かったので助かった。

 


というわけで予定よりも少し遅くなってしまったけど、今晩の宿「ふじや旅館」へ到着。なんだか村岡ダブルフルで宿泊する「かどや」さんを思い出したけど、素朴な風情のある雰囲気の良い宿だ。

 


部屋に荷物を置いたら早速に館内の温泉へ。内湯のみの小さな作りだが、他に誰もおらずゆっくりと今日の疲れを癒す。

 


こちらの宿は夕食が高評価だったので期待していたけど、その期待を裏切らない内容。昨日のホテルでの夕食も良かったけど、今日のはそれに輪をかけて「最高かよ」という感じ。地酒ほかアルコール類が良心的な価格設定なのも嬉しい。質・量ともに大満足して部屋へ。少し休んでからもう一度お風呂へ。既に大腿部に筋肉痛が出てきているのを感じつつ、一人でゆっくりとお湯を堪能して部屋へ戻り、明日の朝にどこを走ろうか考えたりしつつ22時過ぎには就寝。

 

| かっつん | 20:52 | comments(0) | - | pookmark |
【山、温泉、食】山形〜仙台旅行1


9月29日木曜日。奥さんの体調も無事回復し、予定通り出発できることに。4時25分に起床し、1時間ローラーしてから朝ごはん。

 

6時40分頃に家を出て神戸空港へ。7時50分発のフライトで仙台空港へは9時ちょうどに到着した。

 


仙台空港連絡線へ乗車し仙台駅へ。ここからさらに高速バス(山交バス)に乗り換え山形駅へ向かう。11時半過ぎに到着し、乗り換え時間を利用してランチ。山形のB級グルメ「どんどん焼き」を食べるつもりだったけど、奥さんが駅前に美味しそうなお蕎麦屋さんを見つけたのでそちらへ。

 


『続おそばに』という変わったネーミング(※店名の由来はコチラ)。気になるメニューがいくつかあったけど、山形でぜひ食べてみたいと思っていた「冷たい肉そば」を注文。ちなみにこちらのお店では、蕎麦類はすべて値段そのままで大盛注文が可能。そしてこの肉そばが期待以上の美味しさ!噛みしめると旨味が染み出してくる鶏肉のコリっとした食感(親鳥を使っているのだそう)と、同じくしっかりしたコシのある蕎麦、これが少し甘めながらスッキリ冷たい出汁と抜群に絡み合っていてめちゃくちゃ美味しい!初っ端から幸せな出会いだわ♪と嬉しくなる。

 


平日昼間の山形駅前は人気も少なく、のんびりとした空気。ここから蔵王温泉行のバスに乗車。ちなみに冬季は仙台空港〜蔵王までの直通便がある他、コロナ禍前までは仙台駅〜蔵王温泉までの直通便があったみたいだけど、現在は運休中であった。

 


直前まで台風が来るんじゃないかと心配していたのがウソのように、快晴も快晴。バスターミナルを出てこの風景がドーンと眼前に広がり、テンションが上がる。

 

バスターミナル近くにある『山口餅屋』へ向かうも定休日・・・(ちなみにこのお店、翌日も閉まっていた)。

 

温泉の川が流れ、周囲に古くからの民宿が立ち並ぶ風景が良き。せっかく近くまで来たからと、長〜い石段を上って酢川温泉神社を参詣した。神社のすぐ横には蔵王スカイケーブル(運休中)が走っており、明日の朝はこのゲレンデを走ってみようかしらん?などと考えながら本日のお宿へ。

 


今宵のお宿は蔵王四季のホテル。14時少し前に到着し、チェックインして部屋に荷物を置いたら早速散策へ。蔵王には先のスカイケーブルのほか、蔵王中央ロープウェイ、蔵王ロープウェイ、苅田リフトが走っており、それぞれから蔵王山系へアプローチできる。

 


今日は蔵王中央ロープウェイで山頂へ。時間帯もあってか車内は自分たちの他に一組が乗っているだけで空いている。天気が最高だとそれだけでもう無条件に気分が上がる。

 


リフトを使ってドッコ沼のほうへ行ってみる。周辺で道路工事をしていたのもあって期待していた景観美や風情みたいなものは感じず。ちなみにこのドッコ沼へは翌朝のランニングで走って再訪することになる。

 


その後、山上のハイキングルートを適当に散策。人気は少なく、たまにすれ違うハイカーが揃って熊鈴をつけているのを見て「熊、出るんかな」と若干ビビりながら1時間ほど歩く(熊との遭遇確率は8月が高いらしい)。途中から意図せずゲレンデのほうに出て、どこにいるのか分からなくなったりしつつ、ロープウェイ終発には間に合って帰路へ。


ホテルに戻り、ホテル向かいにある『離れ湯百八歩』で温泉に入る(実際に徒歩108歩だったか?は数えなかった)。蔵王の温泉は強酸性の硫黄泉。肌当たりは強めなだが、対して体温保持効果はそれほど強くないようにも感じた。ちなみにホテル内の露天・内湯は無色透明の弱アルカリミネラル泉で、こちらのほうが保温効果は高そう。

 


湯あたりしない程度に温泉を堪能したら、続いては楽しみにしていた晩ごはん。そういえば蔵王に来てからずっと感じていたことだけど、会う人が皆さん、とても柔らかい印象で笑顔が優しい。給仕してくださるスタッフの方もしかり。見目にも素敵な懐石膳を味わいながら、久しぶりに日常のストレスから解放されてリラックスすることができた。
夕食後、少し時間をおいてから再度温泉に浸かり、23時前には就寝。

| かっつん | 20:38 | comments(0) | - | pookmark |
北海道旅行3〜豪雨の洞爺湖と北大ジョグ


6月24日金曜日。予報によれば今日は午前中を中心に警報級の大雨になるとのこと。5時半に起床し外を見ると、鉛色の雲が垂れ込めているがまだ雨はパラパラとしか降っていない。昨日は結局ジョグができなかったので、ホテル前の湖岸沿いを短時間だけ走ることにして、急いで準備をして外へ。


ホテル前の2kmほどの区間がジョギング/ウォーキング用に整備されている(ファンランコースという名前がついている)ので、雨風が強くなったらすぐに帰れるようここを往復することにした。既に西からの風がかなり強く吹いており、向かい風になるとかなり頑張ってもサブ3ペースがやっとという感じ。準備運動なしでいきなり走り出したのもあって、かなり苦しい。11kmほど走ったあたりで雨が強まってきたので終了。ave.4:05/kmで平均心拍はかなり高めの150bpm。

 


洞爺湖の湖面にも白波がたつぐらいに風が強く、雨脚にも「横殴り」な様相が強まってきた。ホテルのオバちゃんにも「今日はダメだねぇ」「今年で一番酷い天気よ」と言われ、テンションが下がりつつ朝ごはん。結局、洞爺湖に来てから羊蹄山の姿は一度も拝めず。

 


そういえばこちらのホテル、洋蘭などを育てるための温室が併設されており、時期的に今は開花している植物がほとんどなかったもののなかなかに面白い空間。社長の趣味で、お世話も自身でされているのだそう。

 

チェックアウトの際にフロントの方と少し話していたところ、明日明後日はここ洞爺湖でアニメフェスタが開催されるので、コスプレした参加者でいっぱいになるのだそう。この2年間はコロナ禍で中止になっていたけど、前回開催時は2日間で7万人の動員だったというから凄い規模のイベントだ。

 


それにしても外はかなりの暴風雨。ホテル前20mほどのところに高速バスが停車するバス停があるので、そこまでダッシュ。

 

5分ほど遅れて高速バスが無事に到着し、ここから2時間40分ほどで札幌まで向かう。

 


札幌へ到着する頃には雨もだいぶ小降りになっていた。そのままパセオという商業ビルに入っている『えぞっ子』でクラシックな札幌ラーメンの昼ご飯。奥さんは味噌ラーメンを、自分はバターコーンラーメンを注文。特に期待はしていなかったけど、思っていた以上に美味しくて満足。

 


珈琲でも飲みながらもう少し休憩しようと思ったのだが、駅のスタバはどこも行列ができていてダメ。時計台のほうまで歩いて『札幌珈琲館』に入ってみたものの、分煙で営業されているそうだが店内全体がタバコの臭いがかなりキツくてダメ。

 

スマホで検索していると近くに良さげなカフェがあったのでそちらに入ってみる。

 


『ROQUEFORT CAFE(ロックフォールカフェ)』というお店で、優し気な雰囲気のマスターが一人でやっているみたい。暗めの照明と、味のある家具や植物などで彩られた店内がめちゃくちゃ良い雰囲気。ここは当たりだわ〜と思いながら、神戸北野の名店『シャミアナ』のマスターを思わせる店主さんが淹れたコーヒーを味わいながらしばしゆったりとした時間を楽しんだ。

 


雨はパラパラと降ったり止んだり。

 

この日宿泊する『ONSEN RYOKAN 由縁 札幌』まで20分ほど歩いて向かう。オープンしてから2年ほどの新しいホテルで、エントランスからスタイリッシュなお洒落さが漂っている。浮ついたオサレ感ではないが、価格帯もリーズナブルなので若いカップルの利用も多そうなイメージ。


チェックインして部屋に荷物を置き、とりあえず今日も温泉へ。こちらのお宿の大浴場では登別のカルルス温泉の源泉を運んできており、今回登別温泉の旅館で入った硫黄泉とはまた違った泉質のお湯が楽しめた。ちなみに浴場のほうはひそかに奥さんと「ハッテン場みたいやな」と話してしまうようなちょっと変わった構成(ムーディーな内湯とそこから露天へ引き戸で繋がる作り)になっていて少し面食らったことを付け加えておきます笑

 


外は雨が降ったり止んだりの天気だったので、部屋でゆっくりして夕方から外へ。

 

奥さんが事前にリサーチして見つけたバブル時代の面白ビルヂングを眺めるなどしてから晩ごはん。

 


札幌に来たら絶対食べたいと思っていたジンギスカン。1週間前に予約していた『ふくろう亭』へ。

 


店内は既に仕事帰りのサラリーマンらで満席。床もいい感じに羊の油でぬめっているw。残念ながらラムタンが品切れになってしまっていたので、生ラムジンギスカン3人前に野菜盛り合わせなどを注文。札幌クラシックで乾杯。ラム肉は臭みなど全くなく、柔らかな肉質と甘い脂が最高に旨い。大盛ご飯が進むことこの上ない。

 


店を出て、〆のデザートにと事前にリサーチしていたジェラート店へ向かう。こちら『Gelateria Italiana La Giostra』は、金・土曜の20時〜24時だけオープンしている大人の甘味処。余市ウイスキーやカンノーリなど少し変わったフレーバーを含む十数種類の中から好みのものをセレクトする。3フレーバーでだいたい700円前後。これが本当に美味しくて大満足。

 

宿の温泉で身体についた羊臭を洗い流し、サッパリとした気分で就寝。

 


6月25日土曜日。北海道旅行も今日が最終日。宿から1kmほどのところにある北大キャンパスでジョグすべく、5時半頃にに起床して準備。特に迷うこともなく北大の正門に到着。そのまま構内に入っていくと、既にウォーキングやジョギングしている人がたくさん。昨日に続いて疲労のせいなのか、頑張ってもペースが上がらず心拍だけが高い状態。なので余裕はないが、有名なポプラ並木の道も含めて一通りのルートを走り回ってトータル11km。体感的にはキロ4に近い強度なのだが、実際にはave.4:17/kmとサブ3にも届かないペースだった。

 


宿に戻ってすぐに温泉で汗を流し、7時半頃から朝ごはんを食べに二条市場まで歩いて向かう。昨日までの雨模様から一転して、今日は猛暑予報の晴天。この時間から既に25℃近い気温で暑い。

 

市場に到着し、第一候補だった『大磯』は予想どおり行列でかなりの待ち時間だったので、第二候補の『食事処ながもり』へ少し並んでから入店。

 

自分は銀鱈定食(1,200円)を、奥さんはウニ丼(3,500円)を注文。甘い脂がしたたるような銀鱈が美味しすぎてニンマリ。奥さんのウニ丼は言わずもがな。しかしウニって高いよね、と思うと同時に、元町の『ル・ビストロ』でシェフが提供してくれるウニの質量のヤバさをあらためて感じたりも。

 

市場では目移りしつつも生鮮食品の購入は諦め、干し鱈だけをゲット。地下鉄バスセンター前〜大通駅にかけての地下通路に併設された500m美術館を鑑賞するなどしていったんホテルへ戻った。

 


11時前にチェックアウト。ホテルに荷物を預かってもらい、その足で円山公園へ向かう。歩いて行けないこともなかったけど、朝からだいぶ歩き回って疲れていたので地下鉄を使う。

 


円山には山頂まで登山道が設けられており、せっかくだからここを歩いてみることに。「八十八ヶ所登山道」の名称どおり、当初は四国八十八ヶ所にちなんだ八十八体の観音像が登山道に置かれたのだそう。その後も観音像の寄進が続き、現在では二百体以上が設置されているのだとか。どれも表情が個性的で、見ていて興味を惹かれるものが多い。

 


登山道は距離にして1kmほどだと聞いていたので大したことはないだろうと甘く見ていたが、何気に1kmで200mほど登る、つまりは平均勾配20%超のなかなかにハードなルートだった。奥さんともどもトレイル用のシューズであったので良かったが、パンツまでグショグショになるほどの発汗量でバテバテに。普段まったく運動していない奥さんが連日これだけよく歩けるなと感心してしまった。感覚としては六甲山の上野道と同じぐらいパンチのあるルート。

 

標高で言えばわずかに225mなのだが、山頂からの景色は市街地との近さも相まってかかなりの高度感とスケールが感じられて壮観。下りは動物園裏ルートと呼ばれる道を通り、グショグショの桃尻を携えて下界へ帰還。

 

ベンチに座るともれなくピーチマーク。

 


ランチはこれまた事前にリサーチして決めていたスープカレーの店『ラマイ』へ。

 

海鮮や懐石風の料理が続いていたので、久しぶりに触れたスパイスの香りに俄然食欲が湧き立つ。こちらのお店、質量と価格のコストパフォーマンスがかなり高く、スープやライスは大盛まで無料で増量可。辛さもマイルドから激辛までかなりの幅をもって指定ができる。ラマッシーと名付けられたラッシーもかなり濃厚で、汗をかいて疲れた身体にこれが染みわたるように旨かった。スープカレーのほうも絶妙なスパイス使いで激ウマ。お店の雰囲気も居心地がよく、これは近所にあったら定期的に通うわ〜というレベルの良いお店だった。

 


ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取り、札幌駅までまたまた歩いて向かう。今日も結構な距離を歩き回ったので2人ともさすがに疲れている。

 

わかさいものイメージキャラクターが小日向文世さんだとは知らなかった

 

札幌駅にはアピオ・エスタ・パセオ・ステラとなかなかに覚えにくいショッピングセンターが複合して入っており、その辺を回って土産物を購入。北海道での最後の晩ごはんは回転寿司にしようと、16時頃に『根室花丸』で整理券をゲット。既に1時間待ちの行列ができていた。

 


17時過ぎから寿司を食べ、特に行くこともないので早めに空港へ。JRの空港連絡線の自由席は満席に近かったけど、なんとか座ることができた。フライトのほうは搭乗時に倒れた人がいたとかで離陸が15分ほど遅れたけど、それ以外は特に問題なく神戸空港へ到着。奥さんが少し体調が悪くなってしまい、駅で少し休憩して23時半過ぎに自宅へ帰宅した。車もなく大して変わった場所へ行くわけでもなかったけど、やはり日常から離れて濃密な時間を過ごせる旅行は楽しい。次は9月末に東北へ行く予定。

| かっつん | 20:43 | comments(0) | - | pookmark |
北海道旅行2〜湖上の異邦人

6月23日木曜日。予定では周辺の道路でジョグするつもりだったけど、5時過ぎに起きて外を見ると既に雨が降っている。加えて、走る予定だった道道倶多楽湖公園線では昨年6月に熊の出没が確認されており、昨日クマ牧場であの巨体を見たばかりというのもあってそのあたりも不安。さらには昨日の夕食時に失態をしでかしたばかりでまた何か迷惑をかけたら、、、という心配もあったため大人しくランオフにした。

 

無事に復活したオッサン

 


朝食前の朝風呂での入浴は最小限で済ませ、昨日に続いて美味しい旅館食で朝ごはん。

 

 


天気予報は残念ながらバッチリ当たってしまい、弱いながらもずっと雨が降り続いている。バスターミナルから路線バスに乗車し、登別駅へ。

 

雨に濡れて煙る静かな駅舎がなんとも言えず良い雰囲気。

 


ここから特急北斗に乗車。40分ほどで洞爺湖へ。何年か前は登別温泉〜洞爺湖温泉を結ぶ高速バスも運行されていたみたいだけど、現在は直通便はないみたい。

 


JR洞爺駅から洞爺湖温泉郷へ行く路線バスの乗り換え時間は3分しかなかったのでここでもちょっとドキドキしたけど、無事に乗り継ぎできた。12時過ぎに洞爺湖温泉バスターミナルに到着し、ロッカーに荷物を預けてから昼ご飯を食べようと『山岳喫茶』へ。奥さんはグラタンを、自分はBLTサンドを注文。雨で冷えた身体に温かい珈琲が美味しい。サンドイッチやグラタンも思っていた以上に美味しくて満足。

 


天気はいまいちだけど、小雨になっていたので洞爺湖観光遊覧船で中島のほうへ行くことに。

 

700人超が乗船できる大型船が30分おきに運航されているのだが、この日は平日で雨模様ということもあって乗船者の数はまばら。ちょうど修学旅行中の小学生が乗り合わせていたのでそれなりに賑やかではあった。

 


20分ほどの乗船で中島へ。島で下船せずそのまま温泉街へ戻ることもできるが、支笏洞爺国立公園の一部でもある中島には「湖の森博物館(入館料200円)」があるほか、全長7.6kmのトレッキングコースが整備されており、北の美しい自然を満喫しながら散策することができる。雨模様といこともあってこの日下船したのは自分たち以外には若いカップルが2人だけ。その2人も散策はしないようで、トレッキングコースに入ったのは自分たち2人のみだった。ちなみに散策路へ入るには入山届けを提出する必要があり、14時30分が最終受付時刻となる。これを提出していないと、悪天候によりフェリーが欠航になる場合などの連絡を受けることができなくなるので要注意。

 


散策路に入ってしばらくは、ウッドチップが敷き詰められた歩道と壮観なカラマツ林が続く。人工的な騒音からは隔絶された、雨音と自分たちの息遣いだけが静かに感じられる非日常的な空間が気持ちいい。綺麗に整備されたコースは走っても気持ちが良いだろうなーと思いつつ、今日は全てを周ることは難しいので、時間的に行ける範囲まで行って帰ってくることに。島内に20頭しかいないというエゾ鹿の姿は見ることができなかったけど、最後に野生のエゾリス(シマリス?)とは対面することができた。

 


フェリー乗り場のほうへ戻ってくるとちょうど雨脚が強まってきた。風もあって体感的にかなり肌寒い。

 


温泉街へ戻り、いくつか民芸店を回る。奥さんによれば洞爺湖は漫画「銀魂」の聖地だそう。"ここで洞爺湖木刀を買う〜"と土産物店の『越後屋』へ。木刀1本と木刀ストラップなどを購入していた。続いてはそこから歩いてすぐの場所にある『あとぐち民芸店』へ。

 

この道60年の職人である後口さん(かなりチャーミングな方だった)の話を聞かせてもらいつつ、気に入ったクマの木彫りなど数点を購入。少し前から木彫り熊がブームになっている、というのは雑誌で見て知っていたけど、この日も後口さんはお客さんから"明日までに彫ってほしい"とリクエストされたという熊を彫るのに忙しそうだった。

 

雨も止んでいたので、歩いて今日の宿泊先である『北海ホテル』へ向かう。

 

チェックインを済ませ、荷物を置いて一息ついてからこの日も早速温泉へ。昨日のことがあるので水分補給は念入りに、長湯になり過ぎないよう注意しながらの入浴。

 

7時から晩ごはん。食堂のテレビではしきりに明日の天気予報が繰り返されており、それによれば明日はこのあたりの地域が豪雨に見舞われるのだと・・・。

 

その後再び温泉に入り、10月末まで毎晩開催されるという「洞爺湖ロングラン花火大会」を部屋から鑑賞し、明日の天気を不安に思いつつ就寝。

| かっつん | 20:22 | comments(0) | - | pookmark |
北海道旅行1〜登別で熱中症

6月22日水曜日。8時前には家を出ねばならんので、朝のうちに短時間だけジョグ。いわて銀河100km以降、コンディション不良が続いておりどうにも調子が悪い。余裕がないまま11kmだけ走って帰宅。走りながら、旅行用のリュックを小さいものに変更しようと思い立ち、帰ってから急いでパッキングをやり直し、なんだかんだとバタバタしながら神戸空港へ出発。

 

ちょうど朝の通勤ラッシュの時間帯で、ポートライナーが激混みの可能性があったため今回は空港連絡バスを使うことに。5分ほど余計に時間はかかるけど、ポートライナーと値段は同じ(340円)で座席はガラガラ、快適に座って行けるのでこの時間帯なら絶対にこちらがオススメ。

 


週の半ばの平日だけど、飛行機は満席に近かった。1時間40分ほどのフライトであっという間に北海道へ上陸。乗り換えが15分しかないため少し心配していた高速バスにも問題なく乗車。事前に係のおじさんに乗り継ぎのバス停を確認しておいたところ、バスの運転手へ伝えてくれて、時刻表より少し早めの時間に汐見坂のバス停へ到着。

 


こちらで5分ほどバスを待ち、登別温泉郷行きのバスへ乗車。20分弱で温泉街へ到着。とりあえず手近なお店で昼食。気温は16℃ほどでTシャツだと少し肌寒い気候。温かい天蕎麦をいただいた。

 


この日宿泊した滝乃家別館玉の湯。本館は高級旅館として有名だけど、こちら別館はリーズナブル。13時過ぎでまだチェックイン時刻にはまだ早かったけど、フロントの方の好意で部屋のほうへ入らせてもらえることに。

 


荷物を置いて少し休憩してからクマ牧場へ向かう。

 


クマ牧場までのリフトは思いのほか長く、高度差もかなりある。ワクワクを通り過ぎて少し不安になるぐらいの長い乗車を経て到着したクマ牧場。

 

こういった施設については良く思わない人もいることも分かっているし、飼育される熊の姿を見てなんとも言えない気分になったのも確か。ただ、併設する博物館やアイヌの資料館は学術的にもかなり充実しており、じっくり時間をかけて鑑賞する価値のある内容だった。

 

リフトで下界へと戻り、北の地ならではのフレッシュなソフトクリームを食べながら地獄谷方面の散策へ。

 

個人的には奥池や大湯沼の雰囲気や景色が印象的。ほとんどの観光客は地獄谷から奥へは歩いてこないので、人の姿もまばらで普段の生活環境ではないような静けさや大地の胎動のようなものがそこかしこに感じられる。

 

心配していた天気のほうもこの日は問題なく、大湯沼川天然足湯も含めて一通りのルートを歩くことができた。

 


宿に戻って温泉に1時間ほどつかる。が、これが後の事件へと繋がることをこの時は知る由もなく。

 


7時から晩ごはん。刺身が抜群に美味しいことは勿論ながら、どの料理も見目ともに綺麗で満足度の高い内容。と、ここまでは調子が良かったんだけど、デザートのソフトクリームが出てくる少し前から胃部に膨満感のような張りを感じるなーとは思っていた。するとその後、急激に気分が悪くなり、ゴォゴォと耳鳴りが鳴って目が白く霞んで何も見えないような状態に。旅館の方に水を持ってきてもらうようお願いしたあたりでテーブルに半ば突っ伏すような状態になってしまった。これは以前になった脱水・熱中症の症状と同じだ、、、と思いながらどうすることもできずに吐き気を我慢。フロントの方が氷や冷たいタオルで首筋、足首を冷やすなど適切に、素早く対応してくださり、しばらくそのままじっとしていると体調が戻ってきた。立って歩ける程度に回復したので、お礼を言って部屋へ戻る。おそらく、温泉に長く浸かり過ぎたことが原因。ただ温泉にこれぐらいの時間入浴するのはいつものことなので、よほど体調がよくなかったのか、あるいは温泉の効力が強烈だったのか。とにかくも旅館の方へ迷惑をかけてしまって恥ずかしい限り。本当はもう一度入浴するつもりだったけど、当然のことながらそれはキャンセルして布団に入り、22時過ぎに就寝。

| かっつん | 20:44 | comments(0) | - | pookmark |
長浜へ小旅行


5月20日金曜日。雨天のため1週間延期していた小旅行で長浜へ。特に目的はなく、温泉と美味しいものを食べてリフレッシュできれば、という考え。朝は普段の平日と同じ5時半起床でジョグへ。15km走って帰宅。蓄積疲労が強めで調子はイマイチ。ave.4:18/km。

 


9時15分芦屋発の新快速に乗車。乗り換えなしで約2時間で長浜へ。運賃2,640円なり。11時過ぎに長浜駅へ到着。駅前の有名老舗『鶏喜多』で親子丼を食べるべくお店へ向かうが、開店前から15名ほどが並んでおり、開店と同時に10名ほどが入店して満員に。

 

しばらく待ちそうで時間がもったいなかったため、そのまま通りを進んだ先にある『茶しん』でイタリアン焼きそばとホワイト餃子をいただくことに。餃子はもっちりとした皮がかなり分厚く、餃子というより肉まんに近い味とボリューム感。女性なら3,4個でお腹いっぱいになりそうな勢い。焼きそばのほうはなかなかに珍奇な味で、焼きそばソースとボロネーゼソースという組み合わせは、合っているのかどうかは自分には判定できないが、店主手製の麺も含めて美味しかったことには違いなく。

 


食べながらこの後の予定を決め、12時50分の船で竹生島クルーズへ行くことに。途中、長濱ビール醸造所で出来立ての麦酒をサーブしてもらい、ヤンマー仕様の飛び出し坊やを冷やかしながら船着き場へ。

 


竹生島までは30分ほどのクルーズ。薄曇りの空と溶け合う穏やかな琵琶湖の景色に癒される。

 

島内は綺麗に管理されており、明治時代に神仏分離で分かれた宝厳寺(西国札所三十番)と都久夫須麻神社(竹生島神社)などを観て回った。80分の滞在時間で、十二分に島内を堪能。再びフェリーで長浜港へ。

 

今日の宿泊先のホテルへチェックインし、まずは温泉に。1時間ほどゆっくりと交代浴をして、その後は市内散策へ。

 


晩ごはんは近江牛も食べられる焼肉へ。なぜかホテルを出て以降のコンデジ写真が全て消えており、肉の写真としては奥さんがiPhoneで撮った1枚しか残っていない。

 

ホテルに戻って再び温泉に入り、23時前には就寝。

 


5月21日土曜日。5時50分に起床。5分で着替え水分補給だけして、ノーアップで走り出す。湖岸道路を走るのは6年前にロードバイクでビワイチして以来。走り出してすぐの景色に、当時のビワイチで撮ってもらった↑の写真と同じ場所だと気付く。今日は小雨がパラつく曇天で、あまり遠くまで行きすぎて強雨になってもイヤなので、適当なところで折り返す。シューズは何年ぶりかに持ち出したSAUCONY VIRRATA。900kmほど使用し尽くしたシューズだが、普段履いているナイキやアディダスとは違う、素直な接地感が気持ちの良いシューズだなと再認識。こうなってくるとサッカニー熱が再燃してきて、エンドルフィン・スピード(2)あたりが1万円を切ってくれば買ってみたいなと思ってしまう。昨日と比べるとかなり余裕のある感じでトータル16.7km走って終了。ave.4:10/kmで平均心拍140bpm。旅ランあるあるで、思っていたよりもペースが上がる。

 


今日は元々は賤ヶ岳のほうへ行く予定だったけど、奥さんの長年にわたる念願だった『関ヶ原ウォーランド』へ行くことに。ちなみに関ヶ原駅には7年前の比叡山ヒルクライム参加の際に一度来ており、駅前の景色を見ると当時の記憶が蘇ってきた。その頃と比べて体重が5kgほど増量しているが、パフォーマンスレベルは現在のほうが上かもしれないというのが自分なりの実感。

 


それにしても、車社会のこちらでこんな場所を歩いているのは自分たちぐらいだろうなと思いつつ、小雨のパラつく中を駅から2kmほど歩いて関ヶ原ウォーランドへ到着。

 

奥さんは大興奮していたが、特に歴史的な興味があるわけではなく、純粋にこの等身大の人形が大量に(200体以上あるらしい)置かれた空間が好きなよう。これらの武将像は造形作家の浅野祥雲という人が手掛けたもの。奥さんは他に愛知県日進市の五色園でも同氏の作品を観たことがあるのだと。


そんなワンダーランドを堪能し、再び関ヶ原駅まで歩いて戻り、そのまま2時間ちょっとかけて帰神。帰りに、これまで何度となく店の前を通っているけど入ったことのなかったラーメン店『しぇからしか』でチャーシュー麺を食べてきた。一時期は他県ナンバーの車で乗り付けてくる人らで行列もできていたお店。濃厚な豚骨スープで、旨いが個人的にはちょっと重すぎる感じ。1年に1回食べられれば十分。帰宅してローラー1時間。そんな感じの1泊2日。ごく近場へ出掛けただけだが、やっぱり旅行は時間の密度が段違いで濃くていいな。

| かっつん | 20:36 | comments(0) | - | pookmark |

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